いやあ、この頃めっきりさぶくなってねえ、こんな所が心地よい訳ですよ。
なんて言うの?冬ってヤツ?何だか知らんがそんな事らしいんだ。
でね、これから話すのがなんて言うの?夏ってヤツ?あっつい時の話って訳でねぇ、
「おい、こりゃあおかしいんでないの?」ってごもっとも。すこぅしイカレ気味なんですわ。
イヤ、それはまあ冗談って事で、とにかく夏の旅の続きな訳で御座いましてどうかお付き合いを。
オイラ達一行は恐怖のSA(サービスエリア)を命からがら抜け出し
やっとの思いで高速道路を抜け出して次の目的地へ到着したんだ。
それがココ、「コーヒー屋」だ。
なんでも黒く濁った苦い水、若しくはお湯をニンゲン界の住人は好んですするとか。
さっぱり理解不能だが、仕方がないので付き合ったのさ。
どうやらココは動物を連れてきてテラスでお茶する事が可能なようで結構有名なんだとさ。
オイラのような猫族は珍しいらしく、店のヒトが猫なで声で寄ってきた。猫だけに。プッ。
…笑えよ。
また、この辺りはキャベツ畑が多いらしく、一面のキャベツ畑がなかなか壮観だったなー。
ま、オイラには興味のない話だけど。
そうしているうちに、何だか怪しい雰囲気に辺りが包まれた。
薄暗い山道をオイラ達はゆっくりと進んでいったんだ。
オイラの野生が騒ぎ出した!
その時!!
見開かれたオイラの眼に衝撃の事実が!!!
で、どこよ。ココ。
続ける?
※この物語は事実に基づいたフィクションです。(分かるわ!)