きゅんきゅんがうちの子になるまで。事実上はこれが一回目って感じですね(^_^;)
お話は昨年7月まで時間をさかのぼります。
玄ノ助を保護してからも私は玄のお母さんと兄弟に餌やりを続けていました。
猫さん達は毎日夜になると窓の外に集まりじーっと待っています。
そしてカリカリが器に入る音を聞くと騒ぎはじめます。
お母さんや兄弟の声で玄ノ助もそわそわ。
お母さんの所へ帰ろうとします。
お母さんも入ってこようとするので大変です。
私は実の親子の間を引き裂く悪い猫さらいになってしまいました。
なんとか双方が接触しないように玄の前を板で遮り、窓は餌を通すぎりぎりの隙間だけ開いて、ささっと終わらせるというかんじにしていました。
ご飯を食べに来ていたのは玄のお母さんに、白茶、キジトラ、三毛、白黒×2の計6匹。
しかしそれがいつのまにか4匹になっていたのです…。
三毛と白黒の片割れを見かけなくなりました。
餌をあげるとき窓の隙間からささっと、という感じでろくに見ていなかったので、いついなくなったのかもわかりません。
玄が4日姿を現わさなかったとき、あんなに後悔したくせに…。
もたもたしてるから、また同じ後悔をすることになったのです…!
三毛と白黒が今どこでどうしているのか、誰にもわかりません。
愚鈍な私はここでやっと心を決めました。
玄と、玄のお母さんと子猫3匹を連れてアパートから引っ越そうと。
一日も早く保護したいのはやまやまですか、当時私が住んでいたのは学生が住むような6畳+αの1Kでした。
検査や治療が済むまで玄と他の猫さんは隔離しなければなりません。しかし1Kでは無理です。
転居先を確保し、先に玄だけ引っ越して、他の猫さんは私と一緒に引っ越しをすることにしました。
しかし、引っ越し先がなかなか見つかりません。
そりゃそうです。ペット可、しかも猫5匹なんて…。そんな借家物件ありゃしません!
またもたもたしてるうちに10月になってしまいました。
冬がくる前に何としても引っ越しをしないと…!!
私は実家に白羽の矢を立てました。
実家はアパートの近くだし、ボロいけど広いし、猫さんと遊んでくれる人間もいるし、私的にはベストの環境です。
一つ問題なのは、祖母と母が猫嫌いであることでした。
子供の頃から何度お願いしてもだめでした。
今回も玄親子に餌やりを始める前からアプローチしていましたが、とりつくしまも無いってカンジでした。
なので今回は…、お涙ちょうだい作戦に出てみました。
つづく