出来心から始めた餌やり。ペット類禁止のアパートですから、バレないよう夜に行います。掃き出し窓の外によしずを立てて、室外機と洗濯機の陰でこっそりと。それでも猫さん達がにゃあにゃあ騒ぐのでハラハラです。
最初は警戒して近寄らせてくれませんでしたが、猫さんは現金なもので、すぐに御飯中になら触らせてくれるぐらいに慣れました。かなり近くで見れるようになって、一匹一匹個性が見えてきました。
白茶は一番のやんちゃ坊主で好奇心いっぱい!三毛は甘えんぼみたいでいつもお母さんのそばにいます。キジトラは警戒心が強くて慎重なタイプ。白黒ブチは双子みたいに仲良しで二匹でよくじゃれてます。そして茶トラは‥、一番体がちっちゃくて、いつも皆より出遅れます。左後足を引きずるみたいに歩いてる‥。よくよく見ると足の先っちょがありません。人間でいえば土踏まずのあたりからになるでしょうか。左後足の肉球がまるごとない感じです。傷はすでにふさがっているようですが、野良としてはあまりに不利に思われます。
というか、どの子も目やにがついてるし、時折くしゃみしている所を見かけます。野良で生きるのは大変です。子猫の多くは冬を越せないと聞きます。明日にでも、この子達の一匹がかけてしまうなんてことがあってもおかしくない。命の保証はどこにもありません。
すぐにでもお母さんも含めて全員保護したいのですが、いかんせん、ここはペット禁止のアパート。里親が見つかるまでと大家さんに相談しようかとも思いましたが、もしだめだったらと思うと話せません。実家がすぐそばなので実家に相談しましたが「猫なんてだめだめ!」でした‥。(母と祖母は猫嫌いなのです)ペット可の所に引っ越すにしても七匹の大所帯では難しそうです。
結局、結論のでないまま、せめて御飯だけでもとこっそり餌やりを続ける私。毎日、この子達をどうしようどうしようと悩んでいました。