【前口上】
え、この物語、実は以前使用してたブログ(現在休止中)に連載してたんですが、まだ完結してません^^;
新しいネコ友も増えたことだし、現在出来てる五話までの話を再掲載していきながら、完結を目指していこうかと思います。
本日は、その第一幕でございますm(^^)m 今は昔元禄の中頃、お江戸八百八町賑やかかりし頃のお話。
無益ながら千二百石の旗本直参、気楽な身分のこのにゃんこ。姓は早乙女、名はもんもん介。股間
(≧▽≦)に三日月形の向う傷。人呼んで「
旗本退屈にゃんこ」と呼ばれておりました。
さていつものように本所の屋敷を抜け出したもんもん介、桜もぼちぼちほころぼうかという花のお江戸を今日も一人、ぶらぶらと散歩しておりました。
【もんもん介】
「いや〜、よい天気じゃ。陽気に誘われて歩いてきたが、一体ここはどのあたりかの?プハッ♪」 切り株に腰掛け、汗をぬぐいながら休んでいるもんもん介の目に、異様な光景が飛び込んできました。
【もんもん介】
「ややっ」 そこには見目麗しい女人が、あられもない格好で身体を清めてるではありませんかw
気配を察してきっと顔を上げたその女人。
【三毛姫】
「そこから覗いているのは何者です。わらわを猫月藩百万石藩主、白猫太ゑ丞が娘、三毛と知っての狼藉ですか?」凛とした声でそう言い放たれてもんもん介ははっと我に返り、言い分けを始めました。
【もんもん介】
「いやいやそうではござらん。散歩しておったらこのようなところに出て、ふと見ると三毛姫の姿が目に留まっただけでござる。いや、これはまことに失礼仕った。プハッ♪」 【三毛姫】
「そういうことでしたらお許し申上げましょう。早くここをお立ち去りください。」そういわれても、このまま去るのは余りに惜しい。股間(≧▽≦)の「退屈の虫」がムズムズしてきたもんもん介は、三毛姫の肢体をチラチラと盗み見ながらこう尋ねた。
【もんもん介】
「ところで三毛殿は、何ゆえこのような草深き庵に一人でお住いか?大身百万石の姫君の諸行にしてはちとおかしい気がいたすが?」よく見ればこの庵、造りは立派だが幾重もの鉄柵に囲まれてものものしい雰囲気。共の者の姿も見えない。しかも門には外側から大きなかんぬきと錠前がかけられている様子。もんもん介ならずとも首をかしげるところである。
【三毛姫】
「貴方様のお名前は?」【もんもん介】
「おおっ。そういえばまだ名乗っておらぬかったな。拙者、姓は早乙女名はもんもん介。股につきしこの傷は、天下御免の向う傷。人呼んで、旗本退屈にゃんこと呼ばれております。プハッ、プハッ♪」【三毛姫】
「きゃっ。(/ω\*)」
「そのようなモノ、早くお仕舞いくださいっ」やんごとなき身分の姫は、袴の裾をおっ広げて見せるもんもん介に真っ赤になりながらも、
【三毛姫】
(/ω・\)チロリンコそこはうら若き娘御。興味津々のようでもあるw
しかしもんもん介の場合はそんなもんじゃないww 姫と自分とのこんな↑あられもない姿を想像して、向う傷がうずきっぱなしだったのである。
おいたわしや、三毛姫・・・
そのとき、山の下のほうからガサガサと誰か近づいてくる音が!
【三毛姫】
「もんもん介様、お隠れになって!」三毛姫は何故このようなところに囚われてるのか?股間に向う傷を持つもんもん介の、この後の劣情あふれる
((爆))活躍は如何に?
どちらに転んでも不幸が約束されたような三毛姫に、果たして幸せは来るのか?
波乱を含みながら、第一部は、幕m(__)m