中国証券監督管理委員会(CSRC)は20日、適格国内機関投資家(QDII)制度に基づき、ファンドマネジャーや証券会社による顧客資産の国外投資を認可する初の規定を導入した。7月5日から有効となる。 同委員会のウェブサイト (www.csrc.gov.cn)で発表した。 CSRCによると、商業手形類、政府債・社債、モーゲージ担保証券(MBS)や仕組み商品などへの投資を行うことができる。香港、米国、英国、日本やシンガポールなど、中国規制当局と覚書を交わした33国・地域では、株式投資も可能。ただ、不動産や住宅ローン、貴金属などの投資は許されていない。33の国・地域以外への証券投資は資金の10%が上限。 |