じなはとある競馬場の藁置き場で生まれました。お母さんや姉妹たちと幸せな日々を送っていたのでしょう。私に会うまでは…
ある日場内を掃除していると、”ミャ―”という、どこか悲痛な甲高い声が聞こえてくるのです。その越えの先を辿っていくと、なんとゴキブリホイホイの大型版みたいなネズミ捕りに、まだ生まれて2,3週間程度の子猫が引っかかっていたのです。
何とか引き剥がしたのですが、体中ベトベトになり、洗っても取れません。皮膚呼吸ができなくて死んでしまうのではないか、と心配になり、病院へと連れて行きました。