そういえば、とら子がうちに来たいきさつを書いていなかったので、
今日は野良だったとら子が、猫倉家へやってきたときのお話をしたいと思います。もう、おととしのことですが、ある春の日、としパパが1階にあるお店で
お昼休憩をしていたときに1匹の猫が通りかかりました・・・それがとしパパと、とら子の初めての出会いだったそうです。
2、3歳位のその猫は、野良猫のようでお腹をすかせているようでした。
いつもは「情が入ってしまうから・・・。」「むやみに餌付けをするのはどうなのか・・・」など。猫倉家としての暗黙の了解のようなものがあるのですが、そのときはなんだか放っておけなくなり、ついパンをあげてしまったそうです。
それからほぼ毎日、やってくるようになり、みーママも、こんな子がいるんだよと話は聞いていましたがみーママには姿を見せませんでした。
夏ごろになり、ついにみーママにも姿を見せるようになりました。ご飯をあげるからには、その子の人生を最後までみてあげる気持ちで・・・というつもりでいましたので、最初は悩みましたが、とら子はある決意をしたらしくいつでもみーママ、としパパの動きが分かるように、となりの○ーミヤンというお店の室外機の裏に住み始めてしまったようでした。と、言うのもそこからだと猫倉家の玄関が見えるのです。いつ私たちが外に出ても追いかけられるように、声をかけられる様に引越して?きてしまいました。
そのころになると自分の名前はとら子、ということも覚えてしまったらしく(いつもそう呼んでいたので)2階の玄関前までついてきたり、玄関をあけたら座っていたり・・・という感じになっていました。
でも触らせることはしませんでした。
らむちゃんの散歩にも一緒にくっついてくるようになり、秋ごろまでそんな日が続きました。おととしの冬はものすごく寒い日が続き、このまま外でとら子が冬を越すことができるのだろうか?中に入れて内猫としてかってあげるべきなのだろうか?散々悩みました・・・。その頃うちにはすでに5匹のにゃんこと、ワンコ、牙クンもいましたし、ほかの猫との相性など考えることが多すぎましたので、12月になってもとら子は室外機の自分の家で過ごしているようでした。玄関の前にダンボールハウスを作ったりもしましたが、野良を長くやっていたせいか、一度も人に飼われた事がないせいかくっついてきて見張っていてまるで、ストーカーのような感じの半年間でしたが触らせたり、だっこさせたりはしないまま12月の大晦日になってしまいました。
覚えていますか?関東では31日の夜から大雪が降ったんです!
予報をみていたので、どうしよう・・・とら子はお正月を雪の中で迎えなくちゃいけないのかしら・・・なんとかならないのか・・・と、何度も外のとら子の様子が気になり見に行っていた、その何度目かの時、玄関を開けたら普通に、とら子が家に入ってきたんです・・・。普通に、当たり前のように・・・。そして、カチカチに冷たくなっている身体を抱っこしたら、嫌がらずにおとなしくイイ子イイ子させてくれました♪その直後、外は雪が降り積もりはじめ、関東ではめずらしい積雪量になりました。
今思えば、とら子にとってあの寒さはもう限界を超えていたのだと思います。
先住猫達は、春ごろから外にいるとら子のことを2階の窓から見て知っていたのか、混乱もなく、あっさりと我が家の飼い猫になりました。あんなの悩んだのはなんだったのか?と思うほどあっさりと・・・。
猫倉家の一員となったとら子は、大変な甘えん坊であることが判明。
でも、いつも控えめで謙虚な感じがまたとても可愛いと思うみーママなのでした♪
スリッパ好きは最初から☆
とら子との出会い、長くなりましたがこんなことがあり
我が家へやってきてくれました。とっても可愛いイイ子ちゃんです。