5年ほど前、勤めていた会社の近くに野良猫のたまり場がありました。緑が多い、のんびりした所です。 最初に猫を見かけてから1年半、毎日ご飯をあげに通っていました。根城にしているお宅の方とはきちんとお話しましたよ。
猫が大好きな私が触りたい衝動を抑え、根気強く通い続けました。多い時には11匹もの猫ちゃんに囲まれ、その中で生まれた仔猫とも仲良くなれてとても幸せでした。
中には触らせてくれない子もいましたが、無理強いはせずにいい関係と保っていたと思います。猫達の間では「ご飯をくれる人」として認識されて、私が歩いて行くのが見えると迎えに来てくれるんです。遠くからでも表に出ている子の名前(皆に名前を付けちゃいました)を呼ぶと、他の子も一斉に駆け出して来るんです。そりゃあもうカワイイのなんのって!雨の日と雪の日はさすがに出てきてくれませんでしたが、それ以外の日は毎日お昼ご飯を届けていました。
最初は警戒しながら恐る恐る食べていたけれど、そのうちに手渡しで食べたりもしてくれるようになりました。まあ、猫パンチを貰うことの方が多かったんですが…。
そんな猫達の思い出も、少しづつ綴っていきたいと思います。