一週間ほど出張に出ていました。
はたして、エディ君は僕のことを覚えてくれているのか。
多少不安に心をドキドキさせながら、家の扉を開ける。
「ただいまー。」
声をかけて玄関に入ると、トットットッとぼくの部屋から
エディが出てきてくれた。一瞬ハッとした顔をするも
どうやら僕のことは覚えてくれていたらしい。
嬉しくなって、頭を撫でてやりながら自分の部屋に入ると、
「?!」
見慣れない物体が3つ、目に飛び込んできた!
一つは、年賀状用に買ったという複合プリンター。
・・・まぁ、これはいいとしよう。
もう一つは
・・・・・。
プリンターの入っていた箱。。。
「捨てとけー!」
なんて捨てないのか聞いたところ、
「いや〜、エディが気に入っちゃったからねぇ。」
とのこと。
・・・。
部屋が狭くなるっちゅうの!!
そう思いながら、ふと横を見ると
ぼくのだニャ。
おもちゃばこ♪
中にたくさんのネコネコグッズの入ったダンボールが・・・。
「なんか、エディがその中におもちゃ運んでたから」
・・・。
だからって、ダンボールをぼくの部屋に置くなっ!
イライラしながら、とりあえずプリンターのダンボールの
撤去作業に取り掛かろうとすると、早速反対派の抵抗が!
すわりこみだニャ!
ふたの上に乗っかって動こうとしない!
なんとかどかせて、念のため箱の中を覗いてみると、
・・・・・・中にタオルがしいてあるよ・・・。
エディ用のベッドらしい。
・・・撤去断念!
おめでとぅ!エディくん、キミも一国一城の主だ!
ダンボールだけどな!
まぁ、多少部屋が狭くなるけどいいか!
気持ちを切り替えてベッドに寝っころがると、
ん?なにやらエディが物言いたげな視線を送ってくる。
・・・もしかして、ここ、キミの部屋??
・・・
現在ぼくの部屋は、占領統治中です。