オオスズメバチのワーカーは妹である幼虫を育て上げるために」様々なことをします。巣の温度管理もその一つです。寒い巣の中では幼虫の成育も遅くなり、大きく育つことも叶いません。巣の中の温度が下がると、多くのワーカーが幼虫のいる育房室の上に覆いかぶさるような体勢を取り、腹部を伸ばしたり、縮めたりします。そうすることでみずからの体温を上げて、育房室を温めているのです。多くのワーカーが一斉に同じ行動を取ることによって、結果的にす全体の温度も上昇することになります。ワーカーたちはこの温度調節を頻繁に行います。
善玉元気