さぁここよ、と通された小さな小屋の中には
ケージがいくつかあっていろんな猫がいた。
とても親切なそのペットレスキューの女性は全部の猫の紹介をしてくれてとても愛情を感じた。
なんかとても暖かい気持ちになって、ここに来てよかったと思ったのをよく覚えてる。

私は子猫を探していたのだけれど、
すごくきれいな若い大人のシャムに見つめられてドキドキした。
でもレスキューされただけあって、生い立ちがひどい猫ばかりだった。
捨てられてるくらいならまだ想像の範疇だけど
こんな何もできない動物を虐待するなんて許せない。
完全に病気だ。

聞いているだけで心が痛んだ。
全部引き取って育てたい心境になった。
ここにいる動物はネコだけじゃなくて、
みんな大変な思いをして助けたとペットレスキューの女性が話してくれた。
はじめてあった彼女を深く尊敬してしまった。

ネコをもらう時、最低これは押さえておきましょう
という項目が本に書かれてあった。

・おしりの穴がきれい
・目やにが出てない

あと数項目「きれい」について調べる場所があった記憶がある。
多分、耳と鼻だったと思う。

おしりと目が汚い子猫は病気がある可能性が高いので
育てるのが大変。
労力とお金がかかりますよ、ということだそうだ。

納得したので、ペットレスキューにいたネコたち全部の
目とおしりは注意深く確認した。
しかし結果とはあまり結びつかなかった。