昨日ちょっと話してて急にどうしても読みたくなり、
アマゾンでトニー・ケンリックのまとめ買いしちゃった……
トニー・ケンリックの本はもう再版もされないブツが多くて、
でもどれもめさめさ面白いんだよな。
なんで再版されないんだろう?
と、マジで思うよ私は。
まさに抱腹絶倒、電車で読んだら往生すんだよな(笑)
ジャンルは冒険小説となってるが、
基本的にミステリー要素のある犯罪絡みの物語。
ユーモアに溢れウィットに富みユニークですげえ笑える。
そのくせ緊迫感バリバリのサスペンス。
二転三転する面白さと雪だるま式のトラブルにドキドキ。
たいてい主人公達が頼りなくて敵がマジ凶悪だからな(笑)
ヒロインがいろんな意味で強くて格好いいのも特徴だよね。
でも頼りなげな男どももやるときゃやるのです!
「リリアン」のバーニー・コールダーとかね。
軽いノリの詐欺師なんだけど、佳境ではもう魅せるのなんのって。
上田公子の翻訳がまた素晴らしくて、
後記の作品は訳者がまちまちだけど彼女が最高。
ただし「消えたV1発射基地」は訳者が違うがやはり素晴らしい。
質の良いサスペンス映画を見るような気分で読めて、
出てくるキャラクターがもうみんなめちゃくちゃ好きなの(笑)
しかしなぜか必ずワンシーン、
恐ろしいまでのポルノシーンが入っているので、
それもまた電車で読むと視線が気になり往生(以下略)
なんというかイタズラ小僧って感じです、ケンリック(笑)
新刊を注文したのは三冊だけ。
「リリアンと悪党ども」もうスキスキ大好き!
「スカイジャック」めっさ笑える!
「マイ・フェア・レディーズ」エロエロしいんだよなコレ(笑)
あとは古書で購入。
「殺人はりビエラで」レアだ……
「俺たちには今日がある」悪役が最高
「消えたV1発射基地」異色作、早くもっかい読みたい……
「三人のイカれる男」内容がアレなので発刊が遅れたブツだよな
「誰が為に爆弾は鳴る」読んだっけなコレ……?
「暗くなるまで待て」一番好きな主人公(そして局所ポルノ)
「バニーよ銃をとれ」バニーの穴・ドリアンの穴……が忘れられない(笑)
「ネオン・タフ」たぶん未読
届くのが待ち遠しい……どれもホントに面白くて、
布団に入ってこっそりスタンドの電気で読み明かした記憶がある。
何度も何度も繰り返し読んだんだが、まだ読み足りないわ。
今でも無性に読みたくなるんだが本は実家だし、
借りても返さなきゃだし……やっぱ手元に置きたいよね。
しかも届くのたぶん薄汚れたブツばっかりだよ(笑)
それでもいいの、もう、どーでもいい、読めるなら!
「殺人はりビエラで」「バニーよ銃をとれ」なんか、
たぶん文庫の古本なのに二倍以上の値段だぞ……ビックリ。
しかし、リビエラはなー……コレ前にも一回ネット中探したんだよな。
実家にあるはずなのがどこにもなくて、すごく読みたくて。
初期の作品、というかデビュー作に近いんじゃないのかな?
ようあったな。
もはや腐りかけててもイイの、見つかって嬉しい。
読めるよ!
熊のクーマにまた会えるんだよ!!(感涙)
↓なんだか変わり映えしないみかづき