数日前は「春???」と思わせるような気候だったが
一昨日あたりからまた寒くなった。
灯油買っといて良かった。
我が家はちょっと今暗い・・・。
タマちゃんが入院した。急性腎不全である。
もともと先天的に異常があったらしい。
夜勤明けで帰ってきた時になんだか様子がおかしいことに気づき
すぐに病院に連れて行った。
おしっこが出ておらず、導尿するために3日間の入院。
一旦は帰ってきたが、すぐに様子がおかしくなり再度入院。
検査の結果、腎臓の異常を示す数値が異常に高い。
病院でも食事を摂らず、水も飲まず点滴で命をつないでいる。
様子を見に行った時、タマちゃんはじっとうずくまっており
私が来てもわからなかった。
タマ・・・、と手を出すと、タマははっとしたように我に帰り
にゃんにゃん鳴き、ゲージから出てこようとした。
撫でるとゴロゴロと喉を鳴らす。
先生は幾分元気になっているとは言ったが
それでもウソみたいに生気がない。
先生からは数日後、もう一度検査をして
異常を示していた数値が下がっていれば望みはあるが
同等か、もしくはさらに上がっていれば
お返しした方がいいでしょう、と言われた。
もっと早く気付いていれば・・・
タマ・・・ごめん。
タマの頭をごりごり撫でながら涙が出てきた。
傷ついた腎臓は回復しない。残された機能でどこまで元気になれるか。
どこまで頑張れるか。
検査結果が出るまで仕事をしてても心ここにあらずだった。
そして結果は祈りが通じたのか数値は半分近く下がっていた。
それでも基準値よりはるかに高い。
「絶対に大丈夫とは言えないけれど、望みはあります。
もう少し治療を続けてみましょう」
そう言われた時には本当に安堵した。
まだ望みはある。
二度目の入院の時、私は仕事で連れていけず、姉にSOSを発信。
「タマの様子が変だ。すぐに病院に連れていってほしい。
大至急来るべし!!」
姉はぶーぶー言いながらやってきた。
ああ、持つべきものは専業主婦。ありがたや。
一度目の退院の時、姉にお迎えを頼んだのだが
車の中でじゃーじゃーおしっこをされたらしい。
「大変だったんだよ〜!」と文句たれたれだったが、
それでもタマのことは一家で心配しているため
ちょくちょく電話がかかってくる。
検査結果を伝え、望みがありそうだと言うと
「良かったねぇ」と喜んでいた。
そして今日、ご飯を食べるようになったと連絡が入った。
また少し不安が減る。頑張れ、タマ。
実は、タマで大騒ぎしていた時、別の場所でも事件が起こっていた。
タマが二度目の入院をしたあと、私はこれからのことを考えると
ため息と涙が出てふさぎこみそうだった。
そんな私の眼に、なんだか様子がおかしい猫が映る。
桃だ。右前脚をひょこひょこさせている。
遊んでいてどこかにぶつけたんだろうか。
が、よく見ると、なんとっ肉球を火傷しているではないかっ!
なんで?どこで?
思い当たるのは一つ。ストーブだ。乗ったに違いない。
ひ〜!!!
すぐに先生のもとへ。
幸い軽傷だったため軟膏塗布で様子をみることになった。
しかし塗った軟膏をその場でぺろぺろ舐めてくれるのであまり意味がない。
桃よ、自力で治すつもりなのか?
ああ、こんなことって続くんだな〜、と泣きそうになっているワタシ。
そんな中、タマ不在、桃不調の穴を埋めるべく
一人頑張っているものがいる。
ちょび髭のマリリン。
元気いっぱい暴れまくっている。
改名するのはやめた。というのも、マリリンも桃も
自分の名前をどうやら覚えてしまったらしい。
名前を呼ぶとちゃんと反応するのだ。
こういうこともできるようになりました。
ちなみにこの障子の破れはみんなでやってくれたものです。ふふふ・・・。
ものすごく甘えんぼのくせに、ものすごく警戒心が強い。
初めて会った時はみんなにすりすりして人懐っこかったのに。
助けてほしくて一生懸命だったんだね。
タマや桃が誰にでもわけ隔てなく接する「みんなの猫」なのに対して
マリリンはミルクと同じで「ワタシだけの猫」になりそう。
またそれも良し。
とにかく、タマちゃんどうか元気になって帰ってきて。
仕事してても、家にいても考えるのはタマのことばかりです。