新しい子が入りました。
名前は桃ちゃん。生後2か月くらいの女の子。
姉の次男坊の友達の家に迷い込み、その家の猫の後を
威嚇されながらも追っていたそうだが、
その家では事情があり、どうしても飼うことができず
またもや姉が私に泣きついてきたのだ。
「まあ、いいか〜」と思い、返事をした次の日に我が家に来る予定だった。
ところが、姉から電話があり、
「次男坊の友達が自転車で子猫をひいてしまった。
今、病院にいるから、良くなってから引き渡すんだって」と言う。
私は、病院に連れていくぐらいだから、それなりの愛情はあるだろうし
面倒みているうちに「もう、よそへなんかやれない!!」という
思いが湧くかもしれない、それならそのほうがいいと思っていた。
しかし、私の予想に反して、
「良くなったのでどうぞ」と昨日我が家にきたのである。
2年前のタマちゃんとミルクを思い出す。
か、かわゆい〜・・・
と、姉と二人で遊んでいたのだが、何だか子猫の様子がおかしい。
ぐるぐると右に旋回するのだ。何度も何度も。
遊んでいても右に傾く。
よく見ると、顔の大きさも左右で違う。
右側が大きい。目の大きさも違う。
これは脳障害があるのではないかと思い、姉に保護主に
電話で聞いてみろと言うと「できない・・・」と言う。
その保護主さん、脳腫瘍の手術をしたばかりだそうだ。
それなのに、子猫に脳障害があるのでは、なんてとても聞けないと言う。
そ、それもそうだな。と思い、入院していた病院が
かかりつけの病院だったため、電話してみた。
先生は子猫のことを覚えていた。
正直、助からないと思ったが、子供がわんわん泣くので
診察してみたところ、どうにか一命を取り留めたとのこと。
胚からの出血があり、脳障害も出るだろうとのことだった。
正確には自電車でひいたのではなく、
子供が踏んづけたということもわかった。
ただ、反応が出るのが遅いので、しばらく様子を見てほしいと言う。
そうひどい状態にはならないかもしれないとのことだった。
確かに、昨日よりは右旋回は少ない。
歩くとき、右側に小首をかしげた状態にはなるが
よく走っているし、遊んでいる。
トイレも一回で覚えた。頭のいい子だ。
気になるのが、あまり鳴かないことだ。
タマもミルクもお腹が空くと、夜中だろうが、早朝だろうが
にゃんにゃん鳴いて私を起こしたが、
この子は私が起きるまでじっと待っている。
寝るのも人のそばがいいらしく、枕に乗ってきて
私の顔に体をぴったりくっつけて眠る。
昼寝の時もそうしないと寝ないので、いったんゴロンと私が横になり
寝たころを見計らって離れるのだ。
とても人懐っこく、体を触られると大音量でゴロゴロを聞かせてくれる。
残念ながら、我が家の猫ズにはまだ受け入れてもらってない。
特にタマちゃんが激しく嫌がっている。
今まで一番かわいがられていたからな〜。
また長期戦でいかねばなるまい。
一番怖いのは抗議行動だが、さっそく昨日スプレーされてしまった。
犯人はレオ。
しょうがないよね・・・。怒っちゃダメ。
私がこの子をもらおうと決めたのには、一つ理由がある。
同じ職場の人が、子猫がいたらちょうだい、と言っていたことがあるのだ。
もうだいぶ前のことだが、もしその人に紹介して、
欲しいと言えば譲るつもりだった。
でも、この子は譲れない。縁あって我が家に来たのだ。
ほかの猫たちとの関係は時間が解決してくれる。
頑張ろうね、桃ちゃん。
ほかの猫たちも元気もりもりです。
掃除機をかけられても全然平気。
トラはいつもこんな風に開いてます。
ミルク嬢もマイペースで過ごしてます。
レオと土佐犬。
早く桃ちゃんもこの子たちの仲間入りができますように。