玉三郎でっす♪
色々考えたあげくこの名前。
呼びやすいのももちろんだが、何よりジジイが覚えやすいものを選んだ。
いまだにりんりんとらんらんの区別がつかず、両方まとめて「クロ」と呼んでいるオトコだ。
「あれ〜、あれだよ・・・クロ。尻尾が短いやつ」りんりんだ。
「あれあれ、・・・クロ。尻尾がちょっと長いやつ」らんらんだ。・・・ふ。
玉三郎。通称「タマちゃん」。ジジイにだって覚えやすいだろう。
かつて我が家にいたタマちゃん。メスだったけど。タマのように強く、美しくなるのだ。
保護して一週間とちょっと。よちよち歩きが活発になってきた。
ミルクもごくごく飲み、見た目にもちょっと大きくなった感じ。
保護した当初、2、3日排便が確認できず、獣医さんに相談するとお腹は張ってないし、もう少し様子をみようということに。
すると、その日の夜立派なものを出しました。ああ、ひとまず安心。
それからは排泄問題なし。
そして今日、タマちゃんは自分でおしっこもう○こもやってのけたのです。あっぱれあっぱれ。
私の足にじゃれて遊ぶ。
よく動くようになったね〜。
姿を見せるとタマちゃんなりのスピードで駆け寄って来る。
ああ、らぶり〜♪。
でもおぼつかない仕草で毛づくろいなんかしてる姿を見るとちょっと切ない。
トラレオ龍之介は3匹いたのでお互い毛づくろいしていたし、固まって眠っていた。
でもタマちゃんはひとり。
私の部屋に必然的に隔離状態で、先住ネコたちは寄ってはこない。
入ろうと破れた障子から顔をのぞかせてタマちゃんを確認すると、唸ってすぐに向こうへ行く。
坊ちゃんズよりお嬢たちの反応がすごい。ジュリなど凶暴性が増している。
・・・前途多難。
しかし、そんな中救世主登場。
こい、ちびっこ。
レオたん・・・なんて優しいの。
この時ほどレオが愛しいと思ったことはない。
レオたん、ありがとう、ありがとおおおおお〜〜。
レオたんは我慢が出来なかったのだと思う。
もともと遊び好きで私にべったりのレオ。でも新参者がいるために部屋に入れない。
「でも、気にしないも〜ん」とばかりに障子を蹴破って入ってきた。
そして子猫を受け入れた。
私と遊びたかったから・・・。遊んで甘えてついでにタマちゃんと遊ぶ。
多分、そんな感じ。子猫が気になって・・・とか、そんなに深くこのオトコは考えない。
そんなお気楽オトコ、レオたん。ナイス!!。
しかし、あまり接触させるわけにもいかないので、この後すぐに退場。
茶の間でレオが満足するまで付き合う。
1匹でも素直にタマちゃんを受け入れてくれる子ができて良かった。
坊ちゃんズは多分問題ないだろう。
お嬢たちだよね・・・。しかしこれは最初からわかっていたこと。トラたちで経験済みだ。気長に行こう。
毛布の上も気持ちいい・・・
がじがじがじ。
この後ろ姿・・・。かわゆい・・・。
数日前、遅番で帰ってきたときのこと。
タマちゃんの声が聞こえないため寝ているのだと思った。
「タマちゃん、ただいま〜♪」と部屋の中に入ると、そこには真っ暗な中タマちゃんを膝に抱いたジジイが座っていた。
びっくりした。
「で、電気くらいつけてよね〜!!」と言うとへへへと笑う。
玉三郎が気になって仕方がないのだ。
私よりも早く起き、ミルクまで作っている。
「大分ミルクを飲むようになったぞ」
「歯が生えてるぞ」
「じゃれて遊ぶぞ」
いちいち報告する。・・・わかってるよ、そんなこと。
これからますます可愛さが増していく。写真も増えていく。
そして先住ネコたちのストレスも増していく。
あんたたちのことも大事なのよ〜〜。大好きなのよ〜〜。
機嫌をとるためにネコたちの食事のグレードがアップしたのは言うまでもない。