レオと仲良く掃除機のホースにくるまれているマロン。
そう、マロンです。11番目の我が家の子となりました。
同じ職場の人の知り合いが子猫を探しているといっていたので
頼んでいたのですが、すでに猫がいたそうです。とほほ。
がっかりしたような、でも良かったような・・・複雑。
おまけに今体調不良で寝込んでいるときたもんだ。
明日は病院行きだぜい。・・・ふ・ふふふ。
そして、さらに事件は起こった。
それは昨日のこと。会議があり、夕方ホームへ出かけた。
すると、同僚の子が「子猫捕まえてきたよ。今、車の中にいる」
と言うではないか。
「あんたが拾ってきたんならあんたが責任もって飼え。
こっちも○○さんとこから子猫押し付けられてんだから」
と言うと「・・・え」と黙り、去って行った。
会議が終わり、彼女を探すとすでに姿はない。
気になったのでメールを打つと
「元のところに戻してあげたよ」との返事。
このバカがっ!!!
もともと飼うつもりなどない。こいつは私が猫好きなので
子猫をあげると私が喜ぶと思っているのだ。
責任感のかけらもない。
どいつもこいつもバカ野郎だよっ。
どこに戻したのか聞き、ため息をつきながら探しに行った。
すぐに見つかった。
道路に出て、一生懸命虫を捕まえて食べていた。
涙が出た。
「おいで」と呼ぶと、少し後ずさりながらか細い声で鳴く。
マロンよりも小さい。離乳してまもないといった感じだ。
抱っこすると、肩にしがみつき小さく喉を鳴らす。
見つかって良かった。
暗くてよくわからなかったが、マロンと柄が似ている気がする。
家に連れて帰ってよくよく見ると、こんなんだった。
わあ〜、微妙・・・。味わい深い顔だね。
目をつぶっている顔しかないのだが、目がすごく大きい。
・・・何かに似ている。・・・サル?・・・いや違うもっとほかの何か。
グレムリンだっ!似てるっすごく似てるっ!
わかったとたん、どっひゃっひゃっと大爆笑してしまった。
この子はホントに小さくて、マロンが大きく見えた。
母親が恋しいのか、どの猫にも一生懸命すり寄って
お乳を吸おうとしていた。
我が家の猫たちは簡単には子猫を受け入れない。
マロンもそうだ。
でも、この子はレオもポチも桃もマリリンも最初から舐めてくれた。
レオはタマのことを思い出したのかもしれない。
この子はちょっと貰い手つかないだろうな〜、と思っていたのだが、
何と今日とんとん拍子に話が決まってしまった。
同じ職場の看護師さんが見るに見かねて引き取ってくれたのだ。
私は、我が家が猫にとって一番幸せな場所だと信じている。
そして、2番目がこの看護師さんの家だ。
ここの奥さんも捨て猫、捨て犬、捨てウサギを保護し
大事に大事に育てている。
「無責任なやつが拾ってきて、また捨てた。それをまた拾ってきた」
と話すと、ため息をつき、奥さんに電話していた。
そしてOKが出たのですっ。
ありがと〜〜〜!!!
そして、今日の夕方、この子は新しい我が家へと旅立っていった。
きっときっと幸せになれる。
たった、一日、たった一晩一緒にいただけ。
大きな瞳でじっと見つめて、私の後を追っていた。
さみしい・・・。何?これ。
しくしくしくしく・・・・・里子に出すってつらいね。
でも、幸せになれるよ。愛してもらえるよ。
見つけることができて良かったよ。
余談
この子を看護師に見せたところ「・・・わあ〜」と何とも言えない
表情をしてました。いや、味のある顔だって。