ここしばらく冬に逆戻りしたかのような気候だったけれど
今日あたりからだんだんと暖かくなってきました。
春ですね〜。我が家の桃の木はもう少しで満開です。
桜はすでに散りかけですね。今年の開花は早かったように思います。
職場の花見は10日。もう咲いてないって・・・。
ここ数日連日勤務になっていて、今日は夜勤明け、明日は休み。
疲れた体に鞭打ってがんがんお掃除しました。
というのもちょっと理由がございます。
普段仕事してても掃除機かけるのがせいぜい。
でも今回は拭き掃除から消毒まで。
理由はこれ。
皮膚病の猫。正面はひどくてお見せできません。
仕事中、窓の外から鳴き叫ぶ声が聞こえてきました。
急いで窓を開けると、そこにこの子がいたのです。
1歳は過ぎているだろうと思われるこの子、すごい有様でした。
顔面から肩にかけ毛が抜け、見えている皮膚は像の肌。
体を触るとごつごつとした骨に触れました。
仕事中だったためどうすることもできず、私はその場を離れました。
気にはなったけれど、保護するかどうかは考えませんでした。
私の中でどこかで線引きをしなければならないと思っていたからです。
全ての子を救うことはできないから。
昼休みに帰る時、私はその子を探しませんでした。
寒い寒い冬を乗り越えたのだから、どうか頑張ってほしい・・・
と、思いながら車を走らせようとした時、
その子がホームの方へよろよろと歩いている姿を発見。
車を停め、「にゃんこ〜」と呼ぶと、「にゃあああ〜」と
大きな声で返事をして寄ってきました。
・・・・・・・・・しようがねえじゃん。
神様が「よろしくね♪」と言ってるんだ。
そう思うことにして家へ直行。(線引きはどうした!!!ワタシ!)
こんな大きい子がはたして家に居つくのか。
そして我が家の猫たちの反応やいかに。
ご対面はすんなりいきました。隔離していたのだけど
障子をけ破ってはいってきてしまったので止めることもできず。
この子がまったく我が家の子たちを嫌がりませんでした。
まるで最初からこの家にいましたといった感じで
ご飯を食べ、コタツに入ってくつろいでいました。
マリリンを連れてきた時も不安がありました。
子猫にしては大きい。嫌がって逃げ出すかも。
そしてこの子は成猫。いっぱいいる猫たちの中でやっていけるのか。
でも、この子たちは「生きたい」という思いがあったのだと思います。
マリリンは怪我をしてこの子に負けないくらいひどい状態でした。
両方とも骨と皮。ここにいなければ待っているのは何なのか
本能でわかっていたのではないかと思います。
そして我が家のネコズ、こやつらは子猫がきても成猫が来ても
反応は同じであるとわかりました。
何だコイツ?誰だコイツ??という反応をしても
手を出すことはありません。
ありがとう、君たち。
最初の3日くらいはカーペットの上でオシッコされて悲鳴をあげたけど
今ではどうにか猫トイレを使ってくれてます。
撫でるのに結構勇気がいります。
とっても人懐っこくていい子です。
そして私は初めてみました。
この子がコタツの上で香箱を組んでいる時、何気に見ると
この子の禿げあがった頭の上から湯気がたっているのを。
春とはいえ、まだまだ寒い。
あのまま外にいたらどんどん体温が奪われていったかもしれない。
どうか薬が効いて早く良くなりますように。
私のズボンの紐にじゃれついているマリリン。
暴れまくっております。一人で・・・。
コタツでくつろぐ桃。
ホントに性格がまるっきり違う2匹。
見てるとホントおもしろいです。
2匹とも猫風邪を引いて病院のお世話になりましたが
無事良くなりました。この2匹でとどまったのは幸いでした。