前回結石になってのたうち回ったことを書いたが、今度は初インフルエンザになってしまった。
職場でインフルエンザが流行りはじめ、全員マスク着用が義務付けられた。
やれやれと思っていたのだが、私は絶対に感染しない自信があった。
今までインフルエンザにかかったことはないし、姉一家がインフルエンザで
一家全滅した時、数日看病に行っていたが毎日元気だったのである。
姉からは「鋼鉄の体」と言われた。
私がかかるくらいなら、みんな全滅だよ。ふふん。
そう豪語していた。
ところが、夜勤入りの日、どうも体の調子がおかしい。
鼻がずびずびする。
まさかねえ・・・と思いながら勤務に就いた。しかし、ものの1時間もしないうちに悪寒がし始めたのだ。
恐る恐る熱を測ってみると39.2℃。
うっ・・・マジ???
私は熱に強い。8℃台なら多少体がだるく感じるくらいで普通に仕事はできる。
しかし9℃はまずい。
以前勤めていたところで熱が9℃あるにもかかわらず、へっちゃら〜、と仕事に行きばったり倒れたことがある。
夜勤は宿直者を入れて3人。実質仕事をするのは2人だ。
倒れたらマズイ・・・。
その時私の脳裏をよぎったものは、このことを申告すべきか、それとも
今のは見なかったことにして、熱などないと自分に言い聞かせて仕事を続けるか・・・。
挙動不審になった私に看護師がいち早く気付いた。
「どうしたの?体調悪いの?熱あるの?体温計見せて」
そして体温計を見た看護師は「キャッ」と叫んだ。
「今から病院に行って検査を受けて」
インフルエンザなら当然仕事はできない。
バカだ私。どうして夜勤に入る前に病院に行かなかったのか・・・
だってだってえ、その時は熱なかったんだもん〜。おうおう。
これによって勤務が大幅に変わる。
私の代わりに夜勤に入る人も確保しなければならない。
嗚呼、どがんしよ・・・。
しかし、なっちまったもんは仕方ない。
そして検査の結果、インフルエンザA型と診断された。
職場に電話すると、「熱が完全に下がるまでは絶対に出てこないように。後のことは心配しないで」と心優しいお言葉があった。
とにかくキツかった。
2日続けて9℃突破。頭がぱ〜になるんじゃないかと思った。
くわえて体中の痛み。
話題のタミフルも飲んだが効いてる感じがしなかった。
そんなフラフラ状態の私にネコたちは容赦なく甘えてくる。
べったり張り付いてくるネコたち。移っちゃマズイだろうと親心で部屋から出すが
障子を蹴破って入ってくる。意味なし。怒る力もない。
体が痛くて眠れず、ちょっと布団から出るともうこんな状態。
あんたたち・・・姉ちゃんは姉ちゃんは、つらいのに・・・
それでも珍しいお嬢たちの3ショット。写真撮ってる私も私。
そして、このオトコも・・・。
どいて・・・。頼むから。
3日目から熱は引き始め、結局5日間の自宅待機となった。
それにしたって、初結石に初インフルエンザ。
もう一つ何かあるんじゃなかろうか。
姉は言う。「その年はね、もう一つの厄年と言われてるんだよ。私もその年にヘルニアになったし、周りもその年で体調を崩して入院した人も多いの。
ホントだよ」
真顔で言うなよ。気になるじゃないの。