去年のある日曜日のこと。
猫ちゃん達の夕食の準備をして、まずはくっちゃに。美味しそうに食べ始めたのを確認してから、次はまむに。いつもは玄関前で待っていて私がドアを開けると、「わーい、ごはんですね〜。」と嬉しそうに尻尾を立てて可愛い声で「ミャ〜ン、ミャ〜ン♪」と鳴くのだが、この日はまむの姿は無かった。まだお出掛け中かなと思い、その後何度も様子を見に出てみたが、帰っていなかった。
その日、最後にまむを見かけたのはいつだったのか?午後、夫が庭木の手入れをしていた時、そのそばで見物したり日向ぼっこをしていた。その後どうしたのか夫に尋ねたかったが、夕方から夫は車で外出して、まだ帰っていなかった。遠くで時々猫の鳴き声がしていた。まだかすかに聞こえる。くっちゃはその声が気になるのか、しきりと窓から庭を覗いている・・・・・
ピーン!とくるものがあった。外はもう暗くなっていたので、懐中電灯を持って裏庭へ。物置の鍵を開けて中を覗き込む。まむがいた!!
「気付くの遅すぎですにゃ〜。おなかペコペコですよん。」
庭の手入れをしていると、いつもまむが見物にやって来る。
園芸道具が物置に入れてあるので、扉を開けるとまむは興味津々で中に入る。
落ち着きますですね〜
別荘ですにゃ
粗大ゴミ置き場みたいで楽しいですにゃ
そっ、そうですね 片付けなくてはですね...
また入りたいですね〜
この事件があってからは、物置の開け閉めには充分気を付けるようになった。あの時はごめんね、まむちゃん。
ちなみに、2004年の7月に私が初めてくっちゃを見たのは、この物置の下からひょっこり出て来るところだった。