
トランクから久しぶりに
取り出した捕獲器を
おいらは
ポンポンと2回ほどたたいて、
「さあ、いよいよ出番だっ!」
「一発、頼むぜ!!」
前にも書いたが、
ここにくるまでにおいらは
ジャックやブラック、ビッグママを相手に、
捕獲機の練習を散々やってきてた。
ブラック×5回、ジャック×4回、
ビッグママ×3回の捕獲歴は我ながら大したモンだ。
(まあ、向こうから何度も飛び込んできただけだが)
(ついでにイタチも3回ほど捕獲した。においが強烈だったなー。)
そう、あの超大物野良猫たちにくらべれば、
おいらの駄猫なんてちょろいもんよ!
・・・・ふん!
だからあたりを見回せば、
仕掛けるポイントだってすぐに決められたし、
・・・・迷いなんて、まったくなかった。
どうだいおいらのこの完璧な仕事は!
内餌と外餌の配分だってほら、もうバッチリだぜい!
(すぐにでも探偵開業ができるぞ!・・・・ふん!)
ってな具合においらは
テキパキと仕掛けを済ませると
ちょっと喉が渇いていたので、
近くの自販機で缶コーヒーを買った。
そんでもって捕獲機から
40メートルほど離れたポイントに腰かけ、
買ったばっかしの
熱いコーヒーを飲みながら、
ときおり双眼鏡を覗いて
・・・・その時を待った。
するとものの10分もしないうちに、
餌の匂いにつられたのか、
あやつがノコノコ出てきて、
よっぽど腹が空いてたのだろう、
まんず外餌にバリバリ食い付いた。
「よし、来たか!」
そして次に、
内餌めがけて捕獲機の中に入ると、
「よしよし、そのまままっすぐ進め!」
・・・・ガチャン!と扉がしまって、
実にあっけなく、
いやほんと、
拍子抜けするくらいあっけなく
・・・・おいらの保護作業が完了した。
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えっ、やっぱあっけなかったスか?
いやほんと、リアルでも発見から保護まで30分ほどしかかかってなくて‥‥。
えっ、もっと感動的な再会シーンを期待してたって?
まあー、ここまで話を引っ張ったンだがらたぶんみんなそう言うだろーな。
とにかく本物語はこのあとまだ6話ほど続きまスんで、
もうしばらくお付き合いくださいませ。

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