ネコのお姉ちゃん、まるこの物語

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2005/08/07
その2
まるこ2
おひさしぶりです。なかなか更新できずにごめんなさいm(_ _)mこの間ににゃんこ★は中学生になりました。

腰抜け199X年6月、まるこは腰を抜かした。病院に連れて行くと、良くて車椅子、最悪の場合は・・・死ぬかも知れません、、と言われた。当時6歳だった私は、ということの意味を完全に理解することが出来なかった。死ぬということは、もう会えなくなるということが・・・。
しかし、奇跡が起こった。良くて車椅子といわれたまるこが、車椅子なしに再び走り回ることが出来るまでに回復したのだ。下半身を引きずって歩き、餌に混ぜた薬を見事によって食べるので、無理やり飲ませ、何度も噛まれ・・・。でも、そんなことをした甲斐があったのだ!

死ねば良いのに・・・ある日、幼い私は、母に聞いた。「ねぇ、ママ、金魚かっていい?」しかし、うちには「まるこ」がいるのだ。返ってきた返事は、こうだった。「まる(まるこのこと)が死んだらね。」母は、そういうと私があきらめるとおもったのだ。しかし私は、(早く死ねば良いのに・・・)などと思っていた。今考えると、とてもひどい話だ。さっきも言ったように、幼い私は死ということがよく理解できなかったのだ。
だから、死ねば良いのに・・・などと思えたのだ。
確かに、まるこが死んだら金魚が飼える。
でも、「まるこ」はもう飼えないのだ。
2005/03/07
その1
1110215850061300.jpgこのお話は、私の家に以前までいた、ネコのお姉ちゃん”まるこ”の一生を記したものです。私は、もうすぐ卒業する小学6年生(12歳)。本名は伏せるので、「にゃんこ★」と呼んでもらえたら嬉しいです。私は、ネコが大好き。その理由のひとつに、”まるこ”がある。”まるこ”って、何?だれもがこう思われるだろう。それを話すには、かなりさかのぼる事になるでしょう。子猫―私の生まれるずっと、ずっとまえ―199X年、3/31。時は、真夜中。私の父母が、祖父母の家の前を通ったときである。「・・・ミィ・・・ミャー・・・」「ん・・・子猫だ。まだ、生後1日位の・・・。」こうして、子猫は拾われた。「このコは、体が卵のように真ん丸いなぁ・・・。」「よし、このコは、今日から『まるこ』だ。」子猫は、まること名づけられ、飼い猫となった。それから、どれだけの年月がたったであろうか。まるこは、目もパッチリ開き、すくすくと育った。そんなある日、7年も待ってやっと、母の妊娠がわかった。「おぎゃー、おぎゃー。」元気な女の子、これが、私である。「いい、まるこ。あなたは、今日からお姉さん。『まるこお姉さん』よ。妹に、手を出してはダメよ。」母の言葉が、通じたのだろか・・・。私が寝ている間、まるこはじっとベッドの前に座っていたという。―そして、私は大きくなった。「まるこねーたん。」幼い私が、よだれでベタベタな手で触ろうと、おいかけようと、尻尾をひっぱろうと、決して怒る事無く、されるがままのまるこでした。   [続きを読む]