友達であり、里親さんでもある
【ひなたぼっこ。】の『あっきー様』が『クロ』の事をUPしてくれています。
彼女が書いてくれた内容に添って書きます。
そちらの記事と合わせて読んでもらいたいと思います。
11月20日(日)の実家の方でのフリマに参加するので、それに「遊びにおいでよ」と『あっきー』を1ヶ月ぐらい前に誘っていました。
18日(金)に次の日のライブのこともあってメールのやり取りをしたのですが、私はとても悩んでいました。
「
あっきーに言った方が良いのか 」
何となく、20日(日)が近付くにつれて『あっきー』がフリマに来ない気がしたんです。
【 フリマに来ない=『クロ』に会わない 】になるので、メールに
ある文章を付け加えました。
「
フリマの帰りにクロに会ってやってくれ。最後になると思うから 」
2日からの『クロ』の容態、母からの話し、行きつけの先生の言葉、小平の病院での出来事。
この日私はどんなに悩んだか。
そしてこの言葉でどんなに悩んだか。
『
安楽死 』
涙がどんどん溢れて止まらず、膝で寝ていた『ネル君』も心配そうな顔をして見ていたけれど、悲しい気持ちを感じ続けるのが辛かったのか私から離れて行きました。
日曜日に私が逢いに行くのを『クロ』が待っている気がしました。
日曜日に私が逢いに行くのを『クロ』は知っていて、それを待っている気がしたのです。
同居人も飲みに行っておらず、どんなに『なんちゃん』と『あっきー』に電話をしようと思ったか。
まともに喋れない状態だったけれど、何を話したいのかも解らなかったけれど、とても2人と電話がしたかったのです。
けれど私は別の選択をしました。
別の人にメールをしました。
『クロ』の気持ちを知りたかったからです。
その人からの返事をもらい、私は実家にいる『クロ』に話し掛けることにしました。
「高圧線が目の前に沢山あって、仔猫達が走り回って落ち着かない場所から、狭いけど静かに過ごせるうちにおいで」って。
「ネル君のお友達になって、私の腕枕で一緒に寝たりしよう」って。
「お留守番もさせちゃうけど、ネル君と白黒コンビで一緒に丸くなって寝て待ってて」って。
「お前は私の大事なカワイ子ちゃんなんだから」って。
「お前の分のゴハン台も買うから手作りゴハンを食べて」って。
「どんなに猫が増えてもお前のことは可愛いんだよ」って。
「クロが人間になったら結婚しようと思ってたんだぞ。何回も言ってたろ?」って。
19日(土)・一番早い先行発売で買ったチケット、『モトリー・クルー』の日本ツアー初日。
出かける前に池袋のハンズに『レスキュー・クリーム』を買いに行きました。
同居人は猫絡みなので非協力的になります。
自分の病院から帰って来て、洗濯物を干して、ハンズに行って、2人のお弁当を買い、一緒に行く人達に連絡を取って、時間いっぱい。
この日、PHSの画面が壊れました。
繋がるけれど、メールも受信されるけど、全く何も見えなくなってしまいました。
嫌な感じでした。
案の定、頭の中に『クロ』のことがあるので集中できませんでした。
『クロ』を想うとき、『綺麗な青い光に包まれているイメージをすると良い』とアドバイスをもらっていたけれど『青い光』がどうしても強くイメージ出来なかったので、ステージで青い強いライトを使ったときはそこに『クロ』をイメージしたりしました。
20日(日)・フリマが朝からお昼までなのでAM5:01の始発に乗って実家に向かいました。
駅まで母が迎えに来てくれたので6時半過ぎに実家に着き、『クロ』と再会。
全部の足の裏に『レスキュー・クリーム』を塗りました。
AM7:05、『クロ』に「また後でね」と言って、父親の運転でフリマに向かいました。
もちろん『やる気ゼロ』です。
半年に1回のフリマに何回か出ているのですが、こんなに営業も何もしなかったのは初めてです。
ただ、12時になった時の片付けだけは早かったです。
片付けも終わり、『あっきー』の到着待ち。
山の中腹でのフリマだったので心配でしたがちゃんと合流でき、一緒の車で実家へ出発。
フリマの荷物を物置に母としまうので、『あっきー』には父親と一緒に先に2階に上がってもらいました。
ずっと『クロ』をナデナデして、冷たい耳を暖めてくれていたみたいです。
その後、途中で買ったお弁当を食べ、私は『クロ』とのお話タイム。
18日(金)から伝え続けている話を改めて『クロ』と目を合わせながら伝えました。
所々で「にか〜ッ」と笑顔で話し掛けると、『クロ』の顔もほころびました。
これは見間違いでは無いと思います。
確かに『クロ』は嬉しそうな顔をしたのです。
耳が直ぐに冷たくなってしまうので「パワー注入!」なんて言いながら耳を包んだり、前足をクイクイと動かすので私の手を添えたり、背中や頭を撫でました。
できるだけ沢山触れるようにしました。
沢山話をしているとき、一瞬『クロ』が見せた目に「ハッ!」としました。
別れを告げているようだったからです。
行きつけの病院は日・祝は休みで、本来ならこの日も休みなんですが午前中ならいつもの処置が出来ると先生が言ってくれたと言う事で、私がフリマに出ている間、母は『クロ』を病院に連れて行ってました。
これは母にも誰にも言っていませんが、この日、先生が午後も居るなら『安楽死』の相談をしようと思っていました。
先生は午後は用事があっておらず、「これはクロが元気になるってことなのかも」と18日(金)前後に感じた「クロが私を待っている」、それと『クロ』の目を頭の中から振り払いました。
前日に壊れたPHSの機種変と母と猫の為の加湿器と母の頼まれごと、16時頃に私だけ車で外出。
『あっきー』を連れて行こうと思ったんだけど、「かまってくれる人が居た方が猫達も喜ぶし、母も家の用事が出来るし、いいよなー」って事でお留守番を頼みました。
2時間後に帰宅。
大きさは置いといて、60代半ばの両親にもお手入れ等が簡単そうな電気ポットみたいな加湿器を買っていったら、「何?この大きいのは!?」と言われてしまいました☆
「ヤカンで水を足してくれればいいし、手入れも簡単そうだろ〜」と軽く流しながら『あっきー』と『フラワー・レメディ5種類』+『レスキュー・レメディ』をせっせと加湿器の中に4滴づつ垂らしました。
「もう冬の間は(お金が尽きたので)親孝行してやれんから加湿器はくれてやる!次の親孝行は春までしてやれんから加湿器はくれてやるから使え!」と宣言。
貯金箱を壊したけれど、実家用の猫エサを大量に買ったり、『ネル君』の歯石取り&抜歯代を確保したり、もう『クロ』の何回か分のホメオパシー代しか残ってないんだもん。
『あっきー』と2人で『クロ』に「またね、また来るね」と挨拶をして、母に駅まで車で送ってもらいました。
「今度の土曜日にまた来るね。その前に仕事帰りに来れる時は来るからさ」と言って、母と別れました。
そしてAM00:44、母からメールが届きました。
『クロ』が『あいちゃん』の所へ行ってしまいました。
『クロ』は本当に『あいちゃん』が大好きだったのです。
それは小平の病院に行った時に先生に聞かれたのです。
「
クロちゃんと仲の良かった子が亡くなっていませんか? 」
「
クロはあいちゃんと言う猫と仲が良くて、あいちゃんは猫嫌いなので誰も寄せ付けなかったのですが、あいちゃんの次に来たのがクロで、クロはあいちゃんにベッタリだったのでシャーって言われても何してもあいちゃんにスリスリして、あいちゃんが途中で諦めたんですよね。 」
そして母が声をあげました。
「
あいちゃんは5月10日に亡くなったんですけど、それまでは一緒に私の布団で寝てたんですけど、あいちゃんがここでクロがここで同じ側で一緒に寝てたんですけど、あいちゃんが居なくなってからは私の布団で一度も寝ていません。布団に登っても来ません。私の部屋自体に入って来なくなりました。あいちゃんが居なくなってからです。 」
『クロ』はそんなにも『あいちゃん』が好きだったのです。
なので、『あいちゃん』に逢いたくなったんだと思います。
私達と居るよりも、少しだけ強く『あいちゃん』に逢いたくなったんだと思います。
仕事に向かう途中、母にメールを送りました。
『
竣工が近くて仕事が抜けられないから慈恵院に一緒に行けなくて母ちゃんにもクロにも申し訳ない。母ちゃんもクロも寒くないようにね。もしかしたら「仕方ないわね〜」ってアイちゃんがクロを慈恵院まで迎えに来てるかもよ。 』
仕事が終わって母に電話を入れました。
「気が抜けてガッカリしている」と言っていました。
小平の病院にも電話を入れていたので、それを伝えました。
土曜日は実家に行くのではなく、母と出かけることにしました。
この3週間、予定と習い事を全てキャンセルして家にこもって看病していたんだもの、母には外の空気を吸ってもらいたい。
11月2日(水)撮影。
11月8日(火)撮影。
『ヒメ』は『クロ』と一緒に寝たくて仕方ないのだ。
11月12日(土)撮影。
11月20日(日)フリマ前撮影。
フリマ後撮影。
痛々しくなってしまった足の裏。
耳は冷たいのに、足の裏は熱かった。