2004年に保護した大きな猫のネル君と後から仲間入りした景虎君、それと実家のお話

January, 2014
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3週間
友達であり、里親さんでもある【ひなたぼっこ。】の『あっきー様』が『クロ』の事をUPしてくれています。
彼女が書いてくれた内容に添って書きます。
そちらの記事と合わせて読んでもらいたいと思います。



11月20日(日)の実家の方でのフリマに参加するので、それに「遊びにおいでよ」と『あっきー』を1ヶ月ぐらい前に誘っていました。

18日(金)に次の日のライブのこともあってメールのやり取りをしたのですが、私はとても悩んでいました。

「 あっきーに言った方が良いのか 」

何となく、20日(日)が近付くにつれて『あっきー』がフリマに来ない気がしたんです。
【 フリマに来ない=『クロ』に会わない 】になるので、メールにある文章を付け加えました。

「 フリマの帰りにクロに会ってやってくれ。最後になると思うから 」


2日からの『クロ』の容態、母からの話し、行きつけの先生の言葉、小平の病院での出来事。
この日私はどんなに悩んだか。
そしてこの言葉でどんなに悩んだか。

『 安楽死 』

涙がどんどん溢れて止まらず、膝で寝ていた『ネル君』も心配そうな顔をして見ていたけれど、悲しい気持ちを感じ続けるのが辛かったのか私から離れて行きました。

日曜日に私が逢いに行くのを『クロ』が待っている気がしました。
日曜日に私が逢いに行くのを『クロ』は知っていて、それを待っている気がしたのです。

同居人も飲みに行っておらず、どんなに『なんちゃん』と『あっきー』に電話をしようと思ったか。
まともに喋れない状態だったけれど、何を話したいのかも解らなかったけれど、とても2人と電話がしたかったのです。

けれど私は別の選択をしました。
別の人にメールをしました。
『クロ』の気持ちを知りたかったからです。
その人からの返事をもらい、私は実家にいる『クロ』に話し掛けることにしました。

「高圧線が目の前に沢山あって、仔猫達が走り回って落ち着かない場所から、狭いけど静かに過ごせるうちにおいで」って。
「ネル君のお友達になって、私の腕枕で一緒に寝たりしよう」って。
「お留守番もさせちゃうけど、ネル君と白黒コンビで一緒に丸くなって寝て待ってて」って。
「お前は私の大事なカワイ子ちゃんなんだから」って。
「お前の分のゴハン台も買うから手作りゴハンを食べて」って。
「どんなに猫が増えてもお前のことは可愛いんだよ」って。
「クロが人間になったら結婚しようと思ってたんだぞ。何回も言ってたろ?」って。


19日(土)・一番早い先行発売で買ったチケット、『モトリー・クルー』の日本ツアー初日。
出かける前に池袋のハンズに『レスキュー・クリーム』を買いに行きました。
同居人は猫絡みなので非協力的になります。
自分の病院から帰って来て、洗濯物を干して、ハンズに行って、2人のお弁当を買い、一緒に行く人達に連絡を取って、時間いっぱい。

この日、PHSの画面が壊れました。
繋がるけれど、メールも受信されるけど、全く何も見えなくなってしまいました。
嫌な感じでした。

案の定、頭の中に『クロ』のことがあるので集中できませんでした。
『クロ』を想うとき、『綺麗な青い光に包まれているイメージをすると良い』とアドバイスをもらっていたけれど『青い光』がどうしても強くイメージ出来なかったので、ステージで青い強いライトを使ったときはそこに『クロ』をイメージしたりしました。


20日(日)・フリマが朝からお昼までなのでAM5:01の始発に乗って実家に向かいました。
駅まで母が迎えに来てくれたので6時半過ぎに実家に着き、『クロ』と再会。
全部の足の裏に『レスキュー・クリーム』を塗りました。

AM7:05、『クロ』に「また後でね」と言って、父親の運転でフリマに向かいました。
もちろん『やる気ゼロ』です。
半年に1回のフリマに何回か出ているのですが、こんなに営業も何もしなかったのは初めてです。
ただ、12時になった時の片付けだけは早かったです。

片付けも終わり、『あっきー』の到着待ち。
山の中腹でのフリマだったので心配でしたがちゃんと合流でき、一緒の車で実家へ出発。

フリマの荷物を物置に母としまうので、『あっきー』には父親と一緒に先に2階に上がってもらいました。
ずっと『クロ』をナデナデして、冷たい耳を暖めてくれていたみたいです。

その後、途中で買ったお弁当を食べ、私は『クロ』とのお話タイム。
18日(金)から伝え続けている話を改めて『クロ』と目を合わせながら伝えました。

所々で「にか〜ッ」と笑顔で話し掛けると、『クロ』の顔もほころびました。
これは見間違いでは無いと思います。
確かに『クロ』は嬉しそうな顔をしたのです。

耳が直ぐに冷たくなってしまうので「パワー注入!」なんて言いながら耳を包んだり、前足をクイクイと動かすので私の手を添えたり、背中や頭を撫でました。
できるだけ沢山触れるようにしました。

沢山話をしているとき、一瞬『クロ』が見せた目に「ハッ!」としました。
別れを告げているようだったからです。


行きつけの病院は日・祝は休みで、本来ならこの日も休みなんですが午前中ならいつもの処置が出来ると先生が言ってくれたと言う事で、私がフリマに出ている間、母は『クロ』を病院に連れて行ってました。
これは母にも誰にも言っていませんが、この日、先生が午後も居るなら『安楽死』の相談をしようと思っていました。

先生は午後は用事があっておらず、「これはクロが元気になるってことなのかも」と18日(金)前後に感じた「クロが私を待っている」、それと『クロ』の目を頭の中から振り払いました。


前日に壊れたPHSの機種変と母と猫の為の加湿器と母の頼まれごと、16時頃に私だけ車で外出。
『あっきー』を連れて行こうと思ったんだけど、「かまってくれる人が居た方が猫達も喜ぶし、母も家の用事が出来るし、いいよなー」って事でお留守番を頼みました。

2時間後に帰宅。

大きさは置いといて、60代半ばの両親にもお手入れ等が簡単そうな電気ポットみたいな加湿器を買っていったら、「何?この大きいのは!?」と言われてしまいました☆
「ヤカンで水を足してくれればいいし、手入れも簡単そうだろ〜」と軽く流しながら『あっきー』と『フラワー・レメディ5種類』+『レスキュー・レメディ』をせっせと加湿器の中に4滴づつ垂らしました。

「もう冬の間は(お金が尽きたので)親孝行してやれんから加湿器はくれてやる!次の親孝行は春までしてやれんから加湿器はくれてやるから使え!」と宣言。
貯金箱を壊したけれど、実家用の猫エサを大量に買ったり、『ネル君』の歯石取り&抜歯代を確保したり、もう『クロ』の何回か分のホメオパシー代しか残ってないんだもん。

『あっきー』と2人で『クロ』に「またね、また来るね」と挨拶をして、母に駅まで車で送ってもらいました。
「今度の土曜日にまた来るね。その前に仕事帰りに来れる時は来るからさ」と言って、母と別れました。


そしてAM00:44、母からメールが届きました。
『クロ』が『あいちゃん』の所へ行ってしまいました。
『クロ』は本当に『あいちゃん』が大好きだったのです。
それは小平の病院に行った時に先生に聞かれたのです。

「 クロちゃんと仲の良かった子が亡くなっていませんか? 」

「 クロはあいちゃんと言う猫と仲が良くて、あいちゃんは猫嫌いなので誰も寄せ付けなかったのですが、あいちゃんの次に来たのがクロで、クロはあいちゃんにベッタリだったのでシャーって言われても何してもあいちゃんにスリスリして、あいちゃんが途中で諦めたんですよね。 」

そして母が声をあげました。

「 あいちゃんは5月10日に亡くなったんですけど、それまでは一緒に私の布団で寝てたんですけど、あいちゃんがここでクロがここで同じ側で一緒に寝てたんですけど、あいちゃんが居なくなってからは私の布団で一度も寝ていません。布団に登っても来ません。私の部屋自体に入って来なくなりました。あいちゃんが居なくなってからです。 」

『クロ』はそんなにも『あいちゃん』が好きだったのです。
なので、『あいちゃん』に逢いたくなったんだと思います。
私達と居るよりも、少しだけ強く『あいちゃん』に逢いたくなったんだと思います。


仕事に向かう途中、母にメールを送りました。

『 竣工が近くて仕事が抜けられないから慈恵院に一緒に行けなくて母ちゃんにもクロにも申し訳ない。母ちゃんもクロも寒くないようにね。もしかしたら「仕方ないわね〜」ってアイちゃんがクロを慈恵院まで迎えに来てるかもよ。 』


仕事が終わって母に電話を入れました。
「気が抜けてガッカリしている」と言っていました。
小平の病院にも電話を入れていたので、それを伝えました。
土曜日は実家に行くのではなく、母と出かけることにしました。
この3週間、予定と習い事を全てキャンセルして家にこもって看病していたんだもの、母には外の空気を吸ってもらいたい。


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11月2日(水)撮影。









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11月8日(火)撮影。

『ヒメ』は『クロ』と一緒に寝たくて仕方ないのだ。







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11月12日(土)撮影。









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11月20日(日)フリマ前撮影。









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フリマ後撮影。









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痛々しくなってしまった足の裏。
耳は冷たいのに、足の裏は熱かった。
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【虹の橋】へと旅立っていった、『クロ』ちゃん。 by ひなたぼっこ。 | 18:50:47, Nov 22, 2005


この記事への返信
18日の夜は、一人だったのか。
呼んでくれれば、一緒に居たのに。
不安な気持ち、心細いまま一人で抱え込んでいたんだね。
ごめんね、気づいてあげられなくって。
最後の最後に大して支えになれなくって、本当にごめんなさい。

でも、20日は色々重なっていた事柄全部投げて、実家に遊びに行かせて貰って良かったよ。
クロちゃんは、最期まで良い子だったよね。
ニシジマさんと母上様が離れると、目線が追っていた、あの瞳が忘れられません。
私では代わりとしては不十分だったとは思うけど、私にクロちゃんの傍に居る時間をくれて、本当にありがとう。
Posted by あっきー | 19:47:13, Nov 22, 2005
そんなに考えこまなくても、電話くれりゃ良かったのに。
1人で悩むことも苦しいけど、必要なときもあるけどさ。
でも1人で苦しんでたら、良くないって。
クロちゃんは、アイちゃんのとこへ行ったと思うけど、みんなのことも忘れてないよ。

私が今心配なのは、ニシジマさんと母上。
2人ともわかってると思うけど、無理しないでね。
悲しいもんは悲しいんだから、沢山悲しんでそして自分たちを責めないこと。
心が弱ると体も弱るから、体調ら気をつけて、温かくすること。
心も体も暖めてネ!
多頭の良いとこは、他の子たちがいることで、慰めになること。
多頭の悲しきことは、他の子たちの世話があるから、ゆっくり悲しんでへこんでられないこと。
何度亡くしても、その都度違う悲しみがあり、違う落ち込みがあるね。
でも少しでも、心して「あの子には出来なかったこと、他の子たちにはしてあげたい」って思うしさ。
それでも、お2人ともできることは、沢山沢山していたのだから、どうかしばらく自分達をいたわっておくれ。

あっきーちゃんへ
悲しいね。
自分ちでも嫌だけど、友達んちでもこんなこと嫌だね。
あっきーちゃんも、また風邪ぶりかえなさいでよ。
ニシジマさんの支えになってるやん。
最後の最後は、自分で向かうしかないもん。
2人は、良い友達やな〜。
Posted by なんちゃん | 22:39:31, Nov 22, 2005
昨夜帰宅して記事を読みました。
クロちゃん、虹の橋を渡ってゆきましたか。。。
どんなに手を尽くしてもやりきれない気持ちとは思いますが
ニシジマさん、お母様、ブログの仲間...たくさんの人に
応援し、「看取って」もらえて、クロちゃんは幸せでしたね。
Posted by SUZUNA | 17:11:31, Nov 23, 2005
私は『虹の橋』は『猫たちを救う犬』を読んで知りました。
nishijimaさんのブログでクロちゃんの話を読んでから、再度この本を読んで、1番最初に思った事が
nishijimaさんのお母さんは『虹の橋』で一緒に渡ろうと待ってる子が沢山いるんだろうな〜でした。

何か書こうと思うんですが、うまく書けなくてすみません・・・。
Posted by 白雪 | 06:01:50, Nov 24, 2005

心配をおかけしてすみません。
励ましのお言葉、ありがとうございます。

同居人が居ても、動物のことだから何にも解らないし解ろうともしないから、それならいっそのこと、彼が留守の方が有り難かったりします。
うちは『慰める』『励ます』=『慰め?』『ハゲ〜?』って前者が存在しない家なので。

『クロ』のことがあってから、月・火・水・木、だいぶ落ち着いてきました。
人間もガックリきてしまいますが、猫の間でもガックリきてしまうって今回痛感することがあったので、『クロ』が居なくなってガックリしている猫が居るんじゃないかとそれが心配です。

『ゴンタ』が居なくなり、より所がなくなってしまった『ヒメ』。
次に一緒に寝るようになったのが『クロ』。
その『クロ』も居なくなってしまって、せっかく持ち直した体がまた悪くなってしまうんじゃないかと思って『ヒメ』は特に心配です。

母も心配ですね。
どうして彼女が生きていられるか本当に不思議になるときがあります。
気力だけで生きているような気さえしてしまいます。
365日24時間休みなしで何十年生活してきたんだろう?
これからもきっと休みなしで何十年も生活していくのだろう。
孫も3人居るお婆ちゃんなので、労われるだけで良いと思うのに、労われる事の方が少ないですからね。
29匹の猫達の為にもまだまだ元気で長生きしてもらわなきゃ〜!

【虹の橋】
土曜日に母に印刷したものを渡そうと思っているんですけど、私もこれを読んで『白雪さん』と同じように思いました。

うちの母を待っている子達(猫だけじゃなく、犬や鳥もいる)で【虹の橋】は混雑していると思いますよ。
で、母がそこへ行くじゃないですか。
でも、母はみんなとの再会を喜びながら「まだユウコが来てないから一緒に待とうね」って、私が行くのを待つと思うんですよ。

更に混雑(笑)
まあ、そこでノンビ〜リ待っていてくれれば私も嬉しいですけど。


現場もボチボチとやる事が多くなってきたので前みたいには覗き回れなくなっているけれど、その合間をぬって皆さんのボログにも遊びに行きたいと思います。
Posted by nishijima0706 | 16:13:37, Nov 24, 2005
くろちゃん・・・
お星様になっちゃったんだね。

安楽死・・その選択を選ばなければならなかったなんて
辛すぎますね。

nishijimaさんに
出会えてくろちゃんも、幸せな日々を送れたでしょう。

なんて言えばいいか、言葉が続きませんが、
くろちゃん、今は背中に羽がついて、
nishiimaさんのまわりをあいちゃんと一緒に
飛び回っているかもです。
Posted by pomu | 13:02:46, Nov 25, 2005
『安楽死』という選択を言わない先生が「相談してください」って言ってきたので『クロ』の容態はとにかく悪かったのだと思います。
結局、私には『安楽死』という選択をチョイス出来なかったので、最後は『クロ』を苦しませてしまいました。

最後の最後まで「元気になる」って信じたいし、信じているので、『安楽死』という言葉はなかなか選択できるものでは無いんですよね。
でも、時には選択してあげるべきなんですよね。
私はとても意気地なしです。
『クロ』を苦しませてしまいました。

今はただ『あいちゃん』に会って安らかに居ることを願うばかりです。
Posted by nishijima0706 | 15:18:14, Nov 25, 2005
いつもクロちゃんの記事を読んでいたのですが、何といったらいいのか分からずただ更新される記事を読んでいるだけでした。
安楽死を選択するのも、見守るのも同等につらいことだと思います。
クロちゃんもnishijimaさんもお母さんもすごく頑張ったと思います。
クロちゃんが居なくなっても想い出は残りますから過ごしてきた日々はとても貴重で大切だと思います。
取りあえずゆっくりと休んでくださいね。
Posted by omi | 14:14:36, Nov 26, 2005
『クロ』には沢山のことを教わりました。
その事を忘れずに、他の子達と接していきたいと思っています。

母がユックリ出来れば良いんですけど、そうもいかない事情が出てきました。
どうしてこう、次から次へと問題って起きるんでしょうね〜(-_-;)
Posted by nishijima0706 | 15:04:17, Nov 28, 2005


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