ﾆｭｰｽで何回か見て ほほえましいと思いました。幸せだったんだよね。
■CNN/AP−ロンドンより引用
サッチャー英首相とメージャー英首相の在任期間中、ロンドン市内の首相官邸に住み着いていた雄猫ハンフリーが先週、現在の飼い主である公務員の自宅で死亡した。享年は１８歳前後とみられている。英首相府が１９日明らかにした。
野良猫だったハンフリーはサッチャー政権当時の１９８９年、首相官邸に迷い込み、シチュエーション・コメディーの登場人物にちなんで名付けられた。９７年にブレア首相が就任するとハンフリーの姿は官邸から消え、保守党議員が下院でハンフリーの安否を質問する一幕があった。一部報道は、ブレア首相のシェリー夫人が猫嫌いだったため、ハンフリーが追い出された可能性を伝えたが、夫人は報道内容を全面否定。関係者によると、ハンフリーは腎臓病のため郊外への転地療養が必要だったという。。
ハンフリーは何度もメディアに取り上げられ、クリントン米大統領（当時）が乗った車にひかれそうになったところを間一髪で助かったこともあった。英各紙は、首相官邸のねずみ取りだったハンフリーの追悼記事をこぞって掲載している。■
■[ロンドン 20日 ロイター] より引用
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| 1989年から首相官邸の周辺をさまよいはじめたハンフリーは、注目の的となった （REUTERS/File） | |
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1989年から英国首相官邸の周辺をうろつき、1997年に「引退」したときにはスキャンダルを巻き起こした野良猫のハンフリーが死亡した。
「ネズミとり長官」を務めた白黒の猫は、動物愛護の国イギリスで最も有名なペットの一匹だった。
サン紙はハンフリー死亡のニュースに「政界が伝説を悼む」との見出しをつけた。
ブレア首相の広報担当者は、「それは本当です。先週、ハンフリーの死亡が確認されました」と述べた。ハンフリーは18歳だったとみられている。
彼はマーガレット・サッチャー首相時代にダウニング街10番地の首相官邸にやってきて、ジョン・メージャー首相の在職中同地に留まった。しかし1997年にトニー・ブレア首相が就任した数カ月後、「引退」してある公務員に引き取られていた。
当時、保守党の議員たちは、新首相の妻シェリーが猫を好きではなかったのでハンフリーを安楽死させたのではないかとして、ブレア首相を追及した。
当時、保守党のアラン・クラークは、「現在、ハンフリーは行方不明です。 私が彼から連絡をいただくか、または彼が公共の場に現れない場合、私は彼が射殺された可能性を疑います」と述べていた。
最終的に政府はハンフリーがまだ生きていることを証明する報道写真撮影会を設け、彼は病気療養のため公務員と同居していると発表した。
ハンフリーはまるで人質のように、撮影されたばかりということを証明するために当日の新聞と一緒に写真に収まった。ブレア首相の事務所は、シェリー夫人はハンフリーが去ってしまって悲しがっているとの声明を発表した。
ハンフリーがスキャンダルに巻き込まれたのはこの時だけではない。1994年にはハンフリーがコマドリの家族を殺したという疑いをかけられ、政府は公式の声明を出してこれを否定した。■
