おとり捜査で活躍したフレッド(すごいメヂカラw)
■CNN/APより引用■
ニューヨーク──ニューヨーク・ブルックリンで保護された元ノラ猫のフレッド(約8カ月)が、無免許の獣医摘発のおとり捜査に協力、容疑者の検挙につながる活躍を見せた。捜査当局が8日に開いた記者会見で、フレッドを紹介した。フ
ニューヨーク──ニューヨーク・ブルックリンで保護された元ノラ猫のフレッド(約8カ月)が、無免許の獣医摘発のおとり捜査に協力、容疑者の検挙につながる活躍を見せた。捜査当局が8日に開いた記者会見で、フレッドを紹介した。フレッドを保護したキャロル・モーラン検察官は、フレッドを「とてもおおらかで、本当のブルックリン育ち」と評している。
おとり捜査で今月初めに逮捕されたのは、大学生のスティーブン・バスオール容疑者(28)。無免許で獣医行為を行っていた期間などは、明らかになっていない。同容疑者は保釈金2500ドル(約30万円)を支払い、保釈されている。
捜査の発端は、ボストン・テリアのバートを飼うレイモンド・リードさんからの通報だった。リードさんがバートの治療を依頼した獣医の処置があまりにもひどかったため、不審に思って当局に連絡。当局はモーランさんが保護したフレッドを「患畜」としてバスオール容疑者を呼び出し、隠しカメラを設置したアパートの一室で診療を依頼した。
同容疑者はフレッドの去勢手術費用に135ドル(約1万6000円)を請求。フレッドを手にアパートを出たところを待機していた捜査官が逮捕、治療費の一覧表などを押収した。調べによると、同容疑者はかつて、獣医の元で助手として働いていたという。
初めに通報したリードさんは、容疑者とは電話でしかやり取りしておらず、手術も知らない場所で行われていたことを挙げ、後になってみれば怪しかったと述べている。
容疑者については、「とても誠実な青年に見えた。逮捕されてほっとすると同に、かわいそうに思う」と語った。
記者会見でボストン・テリアのバート(写真奥)と一緒に紹介されるフレッド