数年前、名古屋から東京へ戻る際、
数ヶ月間、友達の家で預けられていたモモ。
一緒に連れて行きたいと、私は言っていたのだけど、
いろんな事情で、同居人さんからお許しが出なかったのだ。
ちょうど猫好きの友達がいたので、
少しの間、預かってくれるということになった。

夜の12時頃、迎えに来た友達がモモを
連れて行こうとすると、鳴き喚くモモとさくら。
その光景を見ると、一緒に連れて行って上げられない
自分が情けなくて、とっても切なかった。
あの夜の光景は、今でも忘れられなくて
思い出すたび、胸が痛くなる。。。

モモがいなくなった後、しばらく寂しそうにしていたさくら。
東京へ戻るまでの間、何度かモモに会いに行ったのだけど、
ちょっとよそよそしげな感じで、友達カップルに
とっても懐いていたのが、ちょっと哀しかったりして・・・・
東京へ戻り、なかなか迎えにいけない日が続いたある日、
友達から、一緒に暮らしてる彼と別れる事になったと
連絡があった。
今すぐ迎えに行こうと思ったけれど、
友達の彼が、モモの事を気に入ってしまい、
離れたくないと言い出したらしい・・・
その辺は、いろいろ大変な経緯があったのだけど、
何とか、モモが戻ってこれるようになり、
離れ離れになってから、５ヵ月後
同居人さんが、モモを迎えに行ってくれた。
新幹線の中で鳴き喚いていたモモは、
家に着き、さくらと５ヶ月ぶりの対面をした。
元々、とっても仲が良かったので、心配はしていなかったのだけど、
予想に反して、さくらが怒る怒る・・・
モモを、ダイニングテーブルの上に追いやり、
ずーっと威嚇し続けていた。
感動のご対面！！って光景を思い描いていたのだけど、
とってもとっても素っ気無かった。
１週間程、そんな日が続いた後、
いきなり、さくらがモモに懐き始めた。
ニオイやら、何やらで気づいたのかもしれない。
元々、モモのことを大好きだったので、
思い出したのだろう・・・・
それからは、いつでもどこでも２匹ベッタリと
くっついて離れなかった。
私たちの事も、モモは思い出してくれたのか、
いつでもどこでも、ついてくるようになった。
同居人さんだけは避けられていたけど・・・・ｗ

今では、すっかりそんな事も忘れ、
元気に、そして毎日ノンビリと過ごしてるモモ。
やっぱり、みんな揃っていられることが、
いちばんシアワセ。




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