猫絵師めらの日常茶飯事時々日記

March, 2011
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PROFILE
猫絵師めら

昭和37年千葉県勝浦市生まれ。千葉県袖ヶ浦市在住。 猫絵師として描いたネコの数およそ1000匹(更新中)友人の小説家久美沙織さんを筆頭に、直木賞作家の小池真理子さん、漫画家の成田美名子さん、中山星香さんなど著名人の愛猫の肖像画作品も多数製作。毎年、ネコの絵専門画廊銀座ボザール・ミュー、プランタン銀座他で個展、作品展を開催。創作活動のかたわら、銀座プランタン、ペットオフィスの通信講座等の絵画スクールで、色鉛筆画教室の講師もしている。
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寿司屋

もうだいぶ前に亡くなった父の事で、今でも鮮明に覚えてる思い出がある。

確か小学生の頃だと思う。

父は永く遠洋漁業のマグロ船に乗っていた。年に一度、永いと1年半に一度しか帰ってこないし、

帰って来ても数ヶ月間しか一緒に居らず、小さい頃の思い出と言ってもそう多くない。

帰港先の三浦三崎での事だ。

母に「お父さんが寿司屋に居るから呼んで来て」

と言われ迎えに行った。

父はカウンターに座っていた。

まだ昼間だったから、ちょっと小腹が空いたから食べに行ったって感じだった。

「お前も何か食べるか?」と聞かれ、

「かっぱ巻」と答えた。

美味しかった。

「じゃあ、そろそろ帰るか、おあいそ」

川谷拓三似の板さんは答えた。

「5万円です」

ええっ!ご、5万円!?

かっぱ巻分の端数も出ずにきっちり5万円!?

八百屋のおじちゃんが「はいキャベツ100万円だよ!」と言うのとは訳が違う。

前に書いたニャロメの万博の本を買って貰った頃だから1970年頃の話である。

その頃の5万円とはいかほどのものか?

寿司ってそんなに高いのか?

て言うかマグロが高かったんだろう。

マグロ船に乗ってる父が食べるマグロだから、よほど美味しい所を使ってたんだろうと想像する。

そういえばボーナスって言ってよくマグロ1本持って帰って来てたけど、1本50万だか100万だかって聞いた記憶がある。

すごいね!高級魚だったんだね!?

今後、諸事情によりマグロの漁獲高が減るらしい。

別にいいんじゃないですか?日常的に食べられなくても。

年に一度、数年に一度、一生に一度しか食べられないってのも「ありがたみ」があっていいじゃないですか?

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