実家の近くに古い本屋があるのだが、久しぶりに行ってみると、経営者が代わって「デザイナーズ本屋」みたいなオシャレな造りになっていた。白い暖簾に「ビブレ康成」だか「川端」だかと店名が書いてある。店内は子供の本が少なく、そのくせ棚一面が手打ちそばの本ばかりだったりする。美術書の棚を見てみるが、私の本は無かった。店主に私はこういうものだと話すと、彼も猫好きだという。「今度こういうのをやるんですよ」と何かチケットをくれるが、そこには「きりとりにゃんこ」と書いてある。いったい何をするのかと聞くが、それには答えてくれず「劇場版もあるんですよ」と言う。だからいったい何をやるんだと聞き直そうとしたところで目が覚めた。
気になる「きりとりにゃんこ」