さて、休職している間中も猫の絵は描いていました。と言うよりも絵を描くことで完全に壊れてしまうことが防げたのだと、今は思います。
私の絵を見て「癒される」絵だと言ってくださる方もおりますが、猫の絵を描く事で一番癒されて来たのは私自身なのです。
ところで、この経験を経てひとつ良かった事があります。「人のこころ」「ひとの気持ち」を理解する、理解しょうとする姿勢が、常に自分の中にあるようになった事です。例えば猫の肖像画を依頼された時に、飼い主の気持ちがわかれば自然と求められている絵になります。元来はマイペースのB型ですから、これができるのはかなりのプラスです。
「痛い」経験でしたが、それなくしては「猫絵師めら」は生まれなかったのだろうと、ある意味感謝してはおります。(もう二度としたくない経験ですけど(=_=)
(終)
