デッサンのことを少し書こうかな?
デッサンをするときによく絵のセンセーから言われるのは、
ものの形をよく見ましょう!ということです。
よく見ながら描くというのは、ものの形を正確にとらえることです。
絵が上手く描けない人は、実際にはものをよく見て描いていないのです。
さて、「見ながら描く」と言いましたが、実際は見ながらは絵は描けません。
まず描くものを見ますが、「一度目をはなして」それを紙に描きますよね?
屁理屈じゃありません(笑)
正確に言うと、ものを見て、それをいったんイメージとして頭の中に取り込んで、
それを思い出しながら紙に描き写しているのです。
そこで、イメージが上手く形作れないと上手に描けないのです。
例えば「猫」を見て絵を描くとして、実際にはまず猫を見て、
そのイメージを頭の中で再構成して絵に描いています。
でも、頭の中に「猫はこういう形だろう」という思い込みの情報が入っていたりすると、
見たものと描いたものが違ったものになるのです。
例えば、猫の目はみんなアーモンドみたいな形だと思い込んでませんか?
よーく見てください。菱形みたいだったり、涙みたいな形だったりしてません?
とりあえず、おたくの猫さんをじーっと観察してみてください。
目の周りはこんな向きに毛が生えてるんだーとか
耳の脇ははこんな形に袋状になってるんだーとか・・・
多分猫は「なに見てんだよー」って嫌がると思うけどね(笑)