月末のことになりますが、
ビルボード大阪行ってきました。
「JAZZ FUNK EXPO 2007」でございますよ。
「EXPO」っつったってね、そんなたいしたもんじゃないすよ。
まぁ対バンみたいなもんですわ。
昨年は大好物の「BAKER BROTHERS」が来てたんですがね、
どういうわけか見送ってしまいまして…
で今回はアレです、ジャコの甥がきました。
「デヴィッド・パストリアス&Local518」。
ベースギターで ジャコ・パストリアスっつったら、
ギタリストで言やぁ エリック・クラプトン、
サッカーで言やぁ ペレ、
プロレスで言やぁ カール・ゴッチ、
まぁ神様ですよね。ジャコパス。
神様の甥っ子が遙々 島国ジャパンにやってきたわけです。
ま、デヴィパスがどの程度のミュージシャンか
あまり知らなくてですね、最近まで。
だってジャコパスがいくら凄くて好きでも
甥っ子までイイとは 限らないでしょ。
サザエさんで言うたら タラちゃんが カツオ君みたいに
なるとは限らないわけですよ。善くも悪くも。
で、ふと
youtubeでどんなもんか調べたらですね、
超カッコイイ。思わずCD買っちゃいましたもん。
で、いざビルボードへ。
今回 「ネクストSOULIVE」とか言われてる「ビッグオルガントリオ」も一緒で
非常に楽しみなわけです。ジャズファンクLOVEですから。
定刻どおり始まります。
先にやってきました デヴィパス。
ちっちぇー!ジャコがどの程度の身長だったのかは 知りませんが
デヴィはおそらく160cmないくらいに見えました;
でもって結構いいガタイしてるんで
そのぶんホントにちっちゃく見える。
しかも黒タンクトップにベースボールキャップ、
迷彩柄の7分丈パンツという非常にラフな格好。
見た目 悪ガキにしか見えません。でも神の甥。
グレイシー一族で言うところの
ヘンゾとハイアンくらいの差があります(笑)
首からはやっぱり フェンダーのジャズベ。
フラットレスではなかったです。
いやぁ〜カッコイイですよ、ジャコの甥とかヌキでも。
ギターがね、ファンキーなカッティングと 粘り気のあるソロを
かますヒトなんですが
ボクの位置から いちばん遠いとこに立ってまして
しかもビッグオルガントリオの使うハモンドオルガンの向こう側なもんで
ほとんど隠れて見えず。。
デヴィのプレイに集中することにしました。
手前には右手でトランペットを持ちながら
シンセを操るクールなキーボーディスト。
MCもすべて彼でホントに器用。
ドラムはすごい細身で 一見女性のようなんですが
かなりパワフルなドラマー。
ちょっとだけアレだ、ターミネーター2の
T1000にも似てる。
もうひとりのパーカッションは中東系なんでしょうか。
最初だけディジュリドゥ吹いてましたね、
彼はパワーではなくて手数系。
ジャズ・ファンクちゅーか、
ハードロッキーなバンドではあるんですが
マーズヴォルタのようでもあって かなり楽しめました。
耳で楽しみ 目でも楽しむ。
デヴィパスは時折 ジャコ風のハーモニクスを織り交ぜてくるんですが
かなりスラップバキバキで 右も左も よー手が動いてましたわ、すげーわ。
Chaseもゼルダの伝説も聴けたんですが、
演奏時間が30分ちょいでちょっとあっけなかったですかね。
まぁ ビルボードって1日2公演だから
2バンドだとこんなもんでしょうか。
ビッグオルガントリオは3人とも白人ロンゲ。
SOULIVEと明らかに違うところは
ギターがベースなとこですね。
SOULIVEの場合 オルガンの低音を
ベースアンプを通してるんで
まるで本当に誰かがベースを弾いているような面白さ、
尚且つ エリック・クラズノーの超絶ファンキーギターリフが魅力なんですが、
まだまだ及ばずですかねぇ。
SOULIVEはドラムも鬼ですから。
それでもアンコールやるほど盛況で
なかなか楽しかったです。
早く単独でハコを立ち見客で いっぱいにするバンドに
なってみせてほしいですわ。
ちゅーわけでですね、
また来ますよ ビルボード、ひとりで。
「Morten Schantz Segment」とか来ねーかな。