ライフボート友の会StaffBlog

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PROFILE
ライフボート友の会

行政によって殺処分される犬猫を救う活動をしています。

代表 吉田

ライフボート友の会の代表。

事務局長 金子

事務局の姉さん的存在。

小野寺

事務局兼管理部門担当。

大塚

事務局兼管理部門担当。無類の犬好き。

宮本

管理部門担当。こちらも犬好き。

猪股

管理部門担当。犬の面倒や営繕は彼の仕事。

的場

今年から仲間になりました。管理部門担当。

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May 22, 2005
頑張れ、脳みそ。
今日も日曜日と言う事で、沢山の里親希望の方がシェルターにお見えになりました。
やはり仔猫達の画像がホームページで公開になると、続々と面会のご予約も入り、
スタッフ達も書類の準備や当日の人員配置の手配などに大わらわとなります。
今日も案の定シェルターは大変な騒ぎで、管理スタッフも事務局スタッフも総動員で里親
さんの対応に追われ、気が付けばあっと言う間に6時になっていました。
私のデスクの上には山の様な書類。そしてふと事務局の棚の側面を見ると、引き取られた
仔猫達の番号や性別などが書いてあるガムテープの山。
いかに多くの仔猫達が引き取って頂けたかと言う証でもあります。
最近はあまりの忙しさから、ワクチンなどの証明書などをプリントアウトするのが間に合
わず、引き取られる間際などに大急ぎで処理していたのですが、何とな〜く日曜日が忙しくなる気がして、土曜日のうちに残業をして全て出してあったので、珍しくお引き取りの際慌てる事がありませんでした(苦笑)良かった…
私達事務局の仕事は様々な仕事があります。証明書などのプリントアウトもそうですが、里親さんの対応やメールの返信、そして経理など多岐に渡ります。
その為最近では本当に時間が足りず、本気で思います。
「一日を48時間にして欲しい…ダメならコピーロボット欲しい…」と(笑)
けれどこれも一重に仔猫を救いたいと言う里親の皆さんのお陰なので、本当に嬉しいです。
まだまだ忙しい日々は続きます。その為にも今の仕事をもう一度見直して、もっと効率良く、そしてもっと丁寧な対応が出来る様、脳みそを使わないと…(焦)と思っています。
頑張れ、私の脳みそ!(笑)

May 21, 2005
シェルター猫ゆうちゃんの一生。
本当は今日は月曜日ではないのですが、特別に書きたいと思います。

ゆうちゃんと呼ばれる、オス8才の猫は、ダイちゃんとメグちゃんの3匹兄弟でした。
野良猫雪ちゃんの子供としてシェルターで生まれました。
シェルターにはC小屋と呼ばれるプレハブ小屋があり、
シェルター在住で特定の部屋を持たない自由な成猫達がいつでも眠れ、
いつでも食事や水が摂れる部屋となっている。
当初シェルターに保護する猫の数は少なく皆自由で、
野良猫たちも餌を求めてC小屋にやって来ていた。
その為小屋の扉の一部にいつでも出入り出来る様、
小さな出入り口を作っていた。
やって来た野良猫達は全員保護し、去勢避妊手術をして自由に放しても、
多くの猫達がそこには住み着いていた。

雪ちゃんもそんな野良猫の一人だったが、
保護した時には既にお腹が大きかった為、そのまま出産させた。
雪ちゃん自体があまり体が大きい猫ではなかった為、
3匹の仔猫しか出産はしなかった。
美形でロシアンブルーの毛色そっくりのオス2匹と、
長毛のグレーのメス1匹の子供達は、
それぞれダイちゃん、メグちゃん、ユウちゃんと名付けられた。
無事に3匹が大きくなり、雪ちゃんは子供達に餌場を譲ったのだろう。
シェルターからいなくなってしまった。
ダイちゃんとユウちゃんは全く同じ毛色でグレーに白が入った、
スタイルの良い猫だった為、見分けを付ける為に違いを探した。
するとユウちゃんは顔の口元の右が白く、
ダイちゃんは左側が白かったので、右白の子がユウちゃんで、
左が白かったダイちゃんは性格がおおらかだった為ダイちゃんとなった。
ダイちゃんは、夜外に遊びに出掛けた時、車に轢かれて1年で星になった。
それからシェルターを囲んでいるフェンス(1500坪の敷地がある猫エリア)に猫返しを作った。
1500坪もあるくぬぎ林なのだから、外へ出なくても良さそうなものだが、
オス猫だった為、興味を持ってしまったのだと思う。
ユウちゃんにはダイちゃんの分まで生きてくれる様祈り、
その時の悲しさは今でも忘れられない。

ユウちゃんも仲良し兄弟のダイちゃんがいなくなり、寂しかったと思う。
そして3年後に又シェルターにお腹の大きな母猫がやって来て、
これも保護して出産させ、子育てをさせた。
そしてその生まれた子供の中にいた、やはりオス猫のポポちゃんとユウちゃんは出会った。
ポポちゃんはダイちゃんと性格がそっくりだった。
ちなみにポポちゃんはしっぽがタンポポの綿毛の様に丸い可愛らしい形から名付けられた。
ユウちゃんとポポちゃんは日中外で日向ぼっこをする時も、
部屋で寝る時も昼も夜もどこへ行くのも一緒で、
これ程仲の良い2匹を見た事もない位仲良しだった。
「片方でもいなくなってしまったら、残された方は可哀相だね」
…日頃から話題になる程、この姿は誰が見ても微笑ましい光景であった。

私達のシェルターは猫エリアと犬エリアがある。
フェンスで囲み分けをしてあるが、
時々興味ある猫はフェンスの猫返しの隙間にある、
木や屋根を伝って犬エリアに進入し、犬に追いかけられたりしていた。
それでも事なきを得て15年を越えていた。

5/21朝、犬エリアの犬舎の中で、ユウちゃんは固くなっていたのをスタッフが発見した。
どうして犬舎(囲いの中に猫が入らない様に天井まで金網をしていた)に入ったのか?
犬エリアに進入して、自由にしている犬達に追われて、
犬舎のフェンスにかけ登り、天井の金網とフェンスの隙間から中へ逃げ込み、
犬舎の中で又犬に囲まれ、事故は起きてしまったのだろう…

充分気を配り、日々生活している中で、
基本的に動物は夜行性で、私から見て夜はどうしても盲点になりがちである。
犬の中にはやはり野良犬だった犬や、噛み癖があったり、
性格も色々だが、唯一共通して人間には忠犬であり、
犬とのそりが合わない者のグループが幾つかの犬舎組になっている。
時々野鳩を射落し食してしまう犬も中にはいるので、
その事を猫達も知っている為、普段日中にはこの様な危険性は
誰も考えていない事であった。

考えられない事から事故は起きるもので、
実際に経験をしてしまってから、あまりのショックで夜眠る事が出来なかった。
犬や猫達にとって、シェルターは楽園な筈なのに、
楽園の中で怖い思いをさせてしまって、悔いを残している。

ただただ今はユウちゃんには安らかに天国へ行って欲しいと願うばかりである。

突然命を奪われたユウちゃんの8年の一生は終わってしまった。
残されたポポちゃんは淋しげに面会室のソファでユウちゃんを待っている様に見える。
充分気遣いをしてあげたいと強く思う。

そしてユウちゃん、怖い思いをさせてしまって、
そして助けてあげられなくて本当にごめんなさい…
美形な顔に似合わないユウちゃんのハスキーな声が、
私の耳に残る、長い長い夜になってしまった。

May 17, 2005
好きだけでは、出来ない仕事。
私は幼い頃から犬猫が大好きで、
家には常に何匹かの猫達がいる環境で育って来ました。
その影響からか、特に猫が大好きです。
実家には今猫が3匹犬1匹がいて、
元気にしているかな?と考える今日この頃です。

実際に今の仕事をしていて、最近は特に忙しくなったせいか、
本当に好きだけでは出来ない仕事だと痛感しています。
でもやはり好きでなくては出来ない仕事だとも考えています。
今シェルターにいる仔猫達の来た経緯を実際に自分の目で見ているので、
助けてあげたい、幸せになって貰いたいと毎日思います。
実際は救えなかった命もあり、涙を流した事もあります。
そんな経験をするからこそ、1匹でも多く…と強く思います。
働き始めてもうすぐ2ヶ月で、まだまだ力不足。
本当にスタッフの皆さんには申し訳ないと思っています。
私も皆さんの様に経験を積んで、知識を活かしたいです。

今週も沢山の仔猫が来るでしょう。
当分の間、今の慌ただしさが続きます。
そんな中で自分に出来る事の全てをしてあげたいと思います。
後、時間があれば…大好きなマーブルのいるC小屋の大掃除もしてあげたいな〜。

May 16, 2005
多頭飼育。
群れで暮らす動物と単独行動で気ままに生活する動物、
犬と猫を扱う様になって、飼育の難しさを痛感しているのは猫である。
特にこのシーズンは仔猫を多頭受入する為、病気の感染が大きな問題となる。
猫の場合、基本的には群れない分菌(ウィルス)が強く、
仔猫にとっては命取りになるケースも多く、
早期発見・早期治療が重要になる為、気が抜けない日々となる。

今日もボラバイトさんから4日前に帰って来た、
グレーミケちゃんに手を焼いていた。
ミルクも飲まない・餌も食べない・寝ているばかりで体重が増えない…
お尻を刺激すると消化不良の水便をする。
補液をし、下痢止めを飲ませ、少量を何度かに分けてミルクを飲ませる作業の繰り返し。
一日二日と開放に向かう気配がないと心配にもなる。
しかし根気強く続ける事が何よりの治療と飼育であり、
段々水便の量も少なくなり、体重も5グラムとか少しずつではあるが増えて来た。
そして四日目の朝、飼育棟に行ってみると、
グレーミケちゃんが同室の仔猫とじゃれていた。
急いで餌をあげるとすぐに食べ始まり、ミルクも飲んだ。
…やれやれ…と言った感じだった。
一度快方に向かうとこれが又早い快復力でぐんぐん体重を増やす。
一日に40グラムも大きくなり、体もしっかりして来て、
同じ部屋の仔猫達と遊んでいる。
グレーミケちゃんは何とか救える事が出来て、ほっとしている。

こう言うケースは嬉しい例ではあるが、
病気で体力を落とすと免疫力が弱くなり、
鼻炎や皮膚病など多頭飼育故に次の病気に感染してしまう事も多い。
多重感染で猫の病気を一通り経験して途中で死に至るケースもある。
何重にも予防や隔離に気を遣っても、
人間(スタッフや里親希望の方)が病気を媒介する事も少なくない。
日々里親さんに譲渡をしなければ、飼育棟が満杯になり、
次の仔猫を受入出来なくなってしまう。
消毒や手洗いを充分気を付けてはいるものの、
やはり”可愛い〜!”と仔猫に手を伸ばしてしまうのは、
里親さんもスタッフも同じで、大変難しい。
健康でしっかりとした仔猫を貰って貰う為、
日々の戦いは今日も続く…

May 15, 2005
てんやわんや。
ゴールデンウィークも終わり、気が付いたらシェルターには沢山の仔猫が保護されて来ました。
あんなに閑散としていた飼育棟や面会棟が仔猫の山…
一体どうなる事やら?と思っていたものの、
次から次へと里親希望の方がお越し下さり、
あっと言う間に仔猫が引き取られて行きました。
この2日だけでも15匹位?が新しい家族の元に引き取られ、
今頃は幸せな生活を送っている事でしょう。
5月は一番頭数が多い時期です。
無論毎週岐阜市保健所や山梨県動物愛護指導センターへの引き取りは欠かせません。
何せ犬や猫がいなければ里親さんに来て頂けないですし、
犬猫を保護しなければ私達の仕事は何も始まりません。
でもね。
これだけ忙しいと、スタッフ達もてんやわんや大騒ぎです(笑)

猫の数が多い為、管理スタッフは仔猫達のケアに追われ、
事務局は里親希望者の方からの申し込みの処理に追われ、
引き取って頂いた皆さんからのメールやご相談を対応し、
そして外部の方からのご相談などにも追われ…
そう、シェルター全体がお祭り騒ぎです(苦笑)
恐らくこの騒ぎが7月か8月まで続きます。
…体力持つかしら?(泣)なんて事を言っている暇はありません。
とにかく休める時は休息を取り、何とか頑張りますよ〜。
一頭でも助ける為に。

ちょっと私の中での不満は…
イヴと思う様に遊べない事かなぁ…(泣)
もうちょっと待っていてね、イヴ。
暇になったら思いっきり抱っこするからね〜!
…と言う事で、お母さんはまだまだ頑張ります。
May 14, 2005
ミルクやり。
岐阜や山梨からぞくぞくと猫が来て、シェルターが満杯になってしまいました。
その中でもミルクやりが一番大変な仕事です。
ほ乳瓶で上手く飲んでくれる子もいれば、
ミルクを口に入れると口の横からダラダラこぼす子もいます。
ミルクを飲まなくても缶詰を食べてくれると嬉しいのですが、
そうは世の中甘くなく、ミルクを飲めずに体重が減る子もいます。
そんな時は無理にでもミルクを飲んで欲しいのですが、
凄い抵抗をされるので、手はぼろぼろです(泣)
早くみんな缶詰を食べて欲しいと願いいます…
順調に育ってくれるのが一番なんですけどね。
どうしても私達の飼育棟は多頭飼育になるので、
毎年鼻炎の仔猫が来ると他の子にも感染してしまいます。
今年はそう言う事がない様頑張ります。
里親さんのご予約も沢山頂戴しているので、
多くの猫が多くの良い里親さんに巡り会えるといいなぁと
心の底から思います。

May 13, 2005
いざ山梨へ。
今日は一路山梨へ行って来ました。
朝の2時から出発し(中途半端に眠ると起きられないので)
5時には山梨へ到着しました。
引き取りは午後1時だったので、側にあった「道の駅」で
直射日光に晒されながら、汗だくで時間が来るまで寝ていました。
愛護センターへ着くと、ちびっこギャング達がワーワー沢山いました。
どうやら今日はふれあい教室なるものがあり、
その為引き取りが午後になった訳です。納得。
引き取り当初の予定は犬2匹と猫7匹の予定でしたが、
300グラム台の子が3匹増え、プラス何故かもう1匹が追加となり、
最終的には犬2頭猫11頭の大所帯となりました(笑)
帰りの道中車の中では犬2匹がわんわんきゃんきゃん吠え、
猫は1匹だけ蛙の様な鳴き声(死にそうな声)で鳴くので、
ちょっと気になったので何度もICへ寄りながら帰宅。
首都高が意外に混んでいたので、シェルターに戻ったのは5:30位でした。
やはり眠っていないので少ししんどかったです。
睡眠はやはり重要ですね…ふぅ。
May 11, 2005
お散歩デビュー。
今回は皆様に嬉しいご報告があります!

ただ一人里親さんを待っていた子犬のまゆげ(仮名・茶MIXメス)が、
8日に面会にいらしたご家族に気に入って頂け、
新しい家族の一員に迎えて貰える事になりました!
その日は見学だけと言う事でお越しになったので、
まだお家の準備が済んでいないと言う事だったので、
ご予約だけでお帰りになりました。

お家には猫ちゃんが2匹いるそうですが、
犬を飼うのは今回が初めてとの事だった為、
イタズラ盛り遊び盛りのまゆげに、新しいお家に行く前に、
基本的なしつけを覚えさせなければ…と、
昨日からオスワリと首輪とリードに慣れる練習を始めました。
初めてのお散歩はちょっと怖々、でも見る物全てに興味津々…
でも車が通るとパニック、そしてリードを引いて歩くと途中で止まる…
と前途多難ではあります(苦笑)
お引き取りに来るまでの1週間で何とかしなくては…と
今から頑張っています。
性格はとても人なつこくてスーパー甘えん坊で抱っこが大好き犬で、
どんなにイタズラしたり遊び回っていて元気満々な時でも、
抱っこをするといつまででもおとなしく抱かれています。
(と言うか、私が抱き癖を付けてしまったと言う話も…)
そんなまゆげとも後少しでお別れです。
寂しいですが、このままずっとシェルターにいるよりも、
里親さんのお宅で家族の一員として可愛がって頂ける方が、
ずっとずっと幸せです。
可愛いまゆげの幸せを願って、あと少ししか時間はありませんが、
基本的なしつけを覚えてくれる様、頑張ります!
May 10, 2005
C小屋。
昨日(5/9)にシャムちゃんの死に直面し、
とても大きな悲しみに浸りました。
凄く悲しくて、家に帰ってもずっとシャムちゃんの事を考えていました。
でも悲しんでばかりはいられないので、
元気を出して、今日は私の大好きな場所についてお話をします。

私の大好きな場所、それはC小屋と呼ばれている小屋です。
C小屋には大好きなマーブルは勿論、
マーブルとラブラブなゴマ、まだら模様のトモちゃん、
人慣れしているメグ等沢山の成猫が暮らしています。
一言で言うC小屋は、私とマーブルの愛の巣です。
朝出勤して私が一番最初にマーブルに挨拶をしなかったら、
1日中マーブルは不機嫌です…
そんな嫉妬深いマーブルが私は大好きです。
お揃いのストラップも付けています(笑)
ライフボートスタッフサイトに沢山のマーブルの画像を載せますので、
皆さんいっぱい見て下さいね!
May 09, 2005
育児放棄されたシャムちゃん。
母猫から引き取った時、シャムちゃんの体重は120グラムしかなく、
お腹ばかり大きく、前足の親指の2本は壊死していて、
茶色くぶら下がっていました。
とても発育不良で健康とは程遠い仔猫でした…。

成長出来るかどうかと言えば、正直確実に死に向かっている状態で、
治療やケアをして生かすには忍びない程の体格でしたが、
生きようと頑張る意欲は充分に感じられ、
私も助けられたら助けたいと言う気持ちは充分にありました。
しかし生かす事で末路を想像すると厳しいものもあり、
選択、決断と言うものの難しさに苦悩し、
結果決められず、最後の最後まで頑張らせてしまう自分自身の現実があり、
猫の子と言えども命を預かる事の厳しさが、
何年この仕事をしていても、問われる課題であり、
このシャムちゃんの場合も例外ではありませんでした。

シャムちゃんは1日10グラム位でも体重が増えて、
元気になって来ているみたいでしたが、お腹ばかり大きい印象は変わりません。
けれどふと無事大きくなったこの子を想像してみたりして、
確実に死には向かっていないよ!と言われている気がしました。
布で排尿排便を促すと、勢い良くオシッコも出る様になり、
下痢(消化不良)をしながらも少しずつ大きくなってくれると、
本当に成長出来る夢を見てしまうから不思議である。
朝になると「早く行ってあげないと…」と急いだりする。

しかし5月9日、やはりその夢は幻であった。
朝から具合が悪く、見守っていたけれど、夕方静かに息を引き取った。
「良く頑張ったね」としか声を掛けられない悔しさと、
最後までお互い良くやったと言う無理矢理の納得と、
これでシャムちゃんは良かったのだと自分に強制的に言い聞かせながら、
苦しまずに死を迎えたシャムちゃんは、
きっと努力した分天国で元気に大きくなれる事を信じ、
念じるばかりだった。

シャムちゃんは190グラムになり、40日間の短い命だった。
きっと成長出来なかっただろうと思う事で、
決断・選択出来なかった自分を認めるのではなく、
それぞれのケースに応じての判断をどう決断出来るか?
少しでも方向を間違えない努力をする事と、
勉強を重ねる事がシャムちゃんに教えて貰った自分への試練として受け止めたい。

May 08, 2005
仕事は増える〜(笑)
今日は日曜日。
ゴールデンウィーク最終日と言う事で、突発的に里親さんの面会が入りました。
そんな中、仔猫を保護してしまったと言う方からご相談の電話が。
この時期、一般の方も仔猫を拾う事が結構あり、この手の相談がちょくちょく入ります。
保護した時期にもよりますが、本当に生まれたばかりの仔猫だと、ミルクは頻繁にあげなくてはいけないですし、トイレ(ウンチやおしっこ)もしないと生育に問題が出てしまうので、その辺りもご説明をし、頑張って頂く事になりました。
でも実際問題…自分が仔猫を拾ったらどうだろう?とふと考え、思わず仕事が終わった後、書店へ行き、数冊の本を購入して来ました。
やはり里親さんが実際に猫を飼育し始めた時、困った時は頼りは私達か獣医師さんです。
そう言う連絡が来た時に的確にアドバイスをさせて頂く為には、日々の勉強は必須ですから、私も時間の許す限り出来る限り勉強をする様にしています。
が。
知らない事はまだまだ沢山あって、知識不足を痛感します。
これから先も日々勉強しないといけないですね(泣)

そして今日は通称まゆげちゃん(D42)の里親さんが決まりました。
大塚さんがずっと気に掛けていた子だったので、感動モノでした(喜)
とても可愛らしい子で、他の子犬が既に貰われてしまっていたので、一人でお部屋にいるのが寂しくて、いつもスタッフが行くと「構って〜」攻撃をしていたまゆげちゃん。
その里親さんも一目見た時から「可愛い〜」と言って下さって、めでたく決定となりました。ホントに良かったね(^^)
お引き取りは来週ですが、それまでの間大塚さんが色々しつけを頑張るそうなので、早く家族の一員となれる様、頑張ってね、まゆげちゃん♪

そして猫の方も順調にご予約とお引き取りが進み、あんなにシェルターにいた猫さん達はどんどん減っています。けれど生まれたばかりの命もまだまだいますので、これからが楽しみです。

又来週岐阜市保健所さんへ引き取りに行きます。そろそろ非常に猫が大量に持ち込まれる時期なので、ある意味覚悟をしてはいますが…どうだろう?
気を付けて、安全運転で行って来ます。


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山の様に増え続けている私の自宅の本達…
May 07, 2005
ファーについて。
今日は最近見かけなかったファーと呼ばれている猫を見る事が出来ました。
ファーはシェルターに来た時からファーファーと威嚇が激しい猫だったので、
スタッフから自然とファーと言う名前で呼ばれる様になりました。
ファーはいきなり手を出すと、必ず爪が飛んで来ます。
ファーには声掛けが重要です。
缶詰をあげる時は必ず「ファー、ご飯だよ」と言ったり、
トイレを掃除する時は「掃除するよ」など言わないと、
絶対に手が傷だらけになります(泣)
又言っても爪が飛んで来る場合があるので、
ファーの部屋に行く時はドキドキです。
しかも今は大部屋に入っているので、
どこにいるか探すのが大変です。
段ボール箱の陰が一番怪しいのですが、
呼んでも反応がないので、最近は餌を置くのみになっていました。
が、今日スタッフから「ファーがいたよ」と聞き、
飛んで行くと、やはり段ボールの陰から顔を覗かせていました。
久しぶりに出て来たので写真を撮られていましたが、
又すぐに逃げて行ってしまいました。
又次会えるのは何日後でしょう?
もうちょっと性格がおとなしくなってくれたらと思う今日この頃でした。
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May 06, 2005
一段落…?
取りあえず嵐の様なゴールデンウィークも何とか乗り切り、
台風一過、平和な一日でした。
連休で大半の猫が引き取られ、
残っているのは200グラムから400グラムのネズミっ子のみ(笑)
暫くは平和な毎日が続くでしょう。

今日は午後雨が降ったので、洗濯は明日以降に延期です。
その為あまりする事もなく、本当に久しぶりにのんびり過ごした一日でした。
まぁたまにはこんな日があってもいいかな。
ゴールデンウィークはスタッフみんな頑張ったもの。
明日も頑張ろう!
May 05, 2005
子供の日なんで許して。
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May 04, 2005
ご縁があります様に…
この日誌も書き始めて約一ヶ月が経ちます。
段々何を書こうか悩んでしまいます…
ゴールデンウィーク中は仔猫の面会に沢山の方がいらして、
私達スタッフも大忙しです。
お陰様で譲渡可能な仔猫はほとんど里親さんが決まり、
この後面会の予約が入っている方にはどうしよう…
と言う状態になってしまいました。
これはかなり嬉しい状況です。

後心配なのは1匹残ってしまっている子犬(まゆげちゃんメスMIX)の事です。
8日に犬の面会予約が入っているので、その方がまゆげを気に入って頂ける事を祈るばかりです。
私の中のジンクスで、タイミングが合わず里親さんが決まらない子に、
「良い里親さんに貰われます様に」と願をかけて頭を撫でると、
不思議ととても良い縁があるのです。
今日も帰り際にまゆげの所に行って、
幸せになります様にと祈りながら優しく頭を撫でて来ました。
8日がまゆげにとって、良い日となります様に!!
May 03, 2005
命の重さ。
3月27日からスタッフの一員として働かせて頂いてから、
ふと気が付くともう1ヶ月が過ぎました。
あっと言う間で自分でも驚いています。
4月27日には岐阜と山梨に猫の受け入れに行ったので、
その中の4匹の黒猫について書きたいと思います。

その4匹は車の中で様子を見るまでは元気一杯の子達でした。
しかし車の中で段ボールを開けて見ると、
何と黄疸が出ていたのです。
黄疸を見た瞬間、私は「この子達を助ける事は出来るのか…?」と凄く不安になりました。
まだ自分達で排泄も出来ない、ミルクが必要である、
と不安の要素は沢山ありました。
いざシェルターに連れて帰るとスタッフの懸命なケアのお陰で、
少しづつ体重も増え、少しではありますが排泄も自力で出来る様になっています。
けれどまだ黄疸は消えていません。
この子達を何とか里親さんに引き取って貰える様、頑張りたいです。
その一歩として、まずは黄疸を消してあげたいと思っています。
毎日ミルクを与え、排泄させてあげていると、
自分の子供の世話をしている気にもなります。
じーっと私の顔を見ておしっこをしている子を見ると、
恥ずかしくもなりますが、凄く可愛く見えます。
ゴールデンウィークでバタバタしている中でも、
どこか頭の中で「あの子達は大丈夫かな?」と考えてしまう自分もいます。
何とか助けてあげたい。幸せになって貰いたい。
そうなって貰う為に自分が頑張らなければ!!と思います。
頑張れ、黄疸'S!
May 02, 2005
生命。
育児放棄した母猫から8匹の仔猫を引き受けた私は一生懸命である。
成長出来る以前の”生きられるか?”から始まるこの仕事は、
チューブで定期的にミルクを胃に入れる事から始まる。
気管に誤ってチューブを入れない様神経を使いながらの作業だが、
生きるか死ぬかの選択しかない厳しい仕事である。

1日4〜5回仔猫の意思とは関係なくミルクを飲まされる仔猫にとって、
私は何なんだろうか?と不安や悲しさに見舞われる事もある。
けれど「お母さん、ミルク頂戴!」と泣き叫ぶ声に変わる時、
”命””生きる”という生命を実感するものである。
やっと認めて貰えたと言う”お母さん”を嬉しく思いながら、
生きて欲しいと願いにも似た希望が、
日に日に増して行く体重に後押しされる。
少々自分が体調を崩しても、仔猫の為にエネルギーを注ぐ、
生きると言う事に向かって前に進む日々の成長を実感出来れば、
生命を救える一歩となる。

死を見届けるのも大変だけれど、生きようとする生命力に出会うのも、
これ以上に大変である。
一年間を通して活動をして行く中、
散々手をかけ、生きようと必死になっている仔猫に情が移り、
里親に出せなくなる事も多々あり、
スタッフにダメ出しをされながら、今年も又同じ道をスタートさせている。

8匹の仔猫達は頑張ってくれるだろうか?
生きようとする生命力と、頑張れと願う気持ちを合体させて、
一生懸命努力したいと思う。

May 01, 2005
毎年恒例(笑)
毎年ゴールデンウィークは大忙しになります。
やはり里親希望の皆さんは、普段お仕事をされている方がほとんどなので、
長期のお休みがある時に引き取りを希望されます。
折角引き取るのなら、一緒にいられる時間が多い時が良い…
その気持ち、分かります!(笑)
そしてシェルターはてんてこ舞いの大騒ぎとなります(苦笑)

スタッフの数も足りない上、里親希望の方が殺到する訳ですから、
スタッフみんながかなりハイテンションになってしまいます。
無論そう言う時こそ気持ちを引き締めて…
と言いたい所ですが、恐らく私も一緒になって舞い上がるのは確実なので、
なる様にしかならないですね(笑)

今年は幸いにして比較的大きい仔猫(とは言ってもまだまだ小さいですが)
が多いので、その日に引き取って頂けるのでちょっと助かります。
何せ去年のこの時期はご予約でお帰り頂く方が多かったので、
再度足を運んで頂くのが本当に申し訳ないと思っていました。
今年もご予約を頂戴してお帰り頂いた里親さんも大勢いらっしゃいましたが、
大切に育てて無事にお引き渡し出来る様、全力を尽くします!
今暫くお待ち下さい!

さぁまだまだゴールデンウィーク前半です。
頑張るぞ〜!!