この数日、小さな命が数頭星になった。
母猫が出産し、母猫の元でずっと暮らしていた仔猫達。
その数頭が星になった時、正直ショックはあった。
母猫が側にいたのに…何故?
悲しみに暮れていると、代表から以前教わった言葉が頭をよぎった。
猫は多産の動物であり、多く産む事で、弱い子を淘汰する。
そして残る子は強い子であり、成猫となる。
つまり弱い子はそこに辿り着く前に天に召される。
これが自然と言うモノなんだろうな…と今は思う。
私達の手のひらから零れる命には幾つか種類がある。
保健所で救えない命。
シェルターまで辿り着けない命。
シェルターで亡くなる命。
そして里親さんの元で星になる命。
私達も万能ではないからこそ、失う命がある。
けれど、失って、そこで悲しんでいるだけではいけない。
何故救えなかったのか?
それを日々追求し、勉強し、相談をし、
今年は本当に順調に命を救えていた…
けれどそれでも救えない命があった。
管理スタッフも衝撃は大きかったと思う。
私よりも接している期間が多いのだから…
それでも涙は流しても、その後のケアをきっちりしている姿は、
正しくプロの仕事だと思う。
「泣いている暇があったら他の子を助けたい」
その姿勢に私は敬意を表したい。
私ももっと勉強しないとダメですね。