私が初めてパインに会った時の印象は、「あっ!何て可愛いワンコ」でした。
何となく我が家の愛犬に似ているのです。
そんなパインとは、目はぱっちりで耳は整った三角形、鼻は真っ黒で、体型はコーギーが入っているのか?足が少し短めの茶色の雑種の女の子です。
シェルターで働き始めて最初に配属されたのが事務局でした。
その出入り口のすぐ横にあったのがパインの小屋でした。
元々は事務局の中に入る事は無く過ごしていたのですが、
ある日雷が鳴って、パインが凄く怖がっていたのでつい事務局に入れてしまいました。
それから度々入れる様になり、今では入りたくなると、入口を前脚でガリガリするので、
里親さんの対応に追われ、バタバタする土日などはちょっとみんなにヒンシュクをかってしまいます(パインになり代わりお詫びします)
又お昼休みにスタッフみんなでお弁当を食べている時もちゃっかり参加しています。
皆が食べ終わった後、おやつを貰うのが日課で、オスワリ・オテ・オカワリをしてから貰うのですが、そのオテ・オカワリの仕方で”欲しい度”が分かるのです。
凄く欲しい時は両手を一緒に出す勢いで、凄く早くします。
ちょっと欲しい時は普通にし、くれるなら貰ってもいいわ!的な時はあまりやる気が無さそうにします。
そんなパインをみんなは我が儘パインと言いますが、
私にはそんな所がとっても可愛く感じてしまいます。(親馬鹿の証拠でしょうか…)
シェルターにはパインの様な成犬もいますが、主に子犬仔猫のケアが主体です。
今はまだ猫の出産シーズンに入る手前なのでそれ程忙しくありませんが、
これから繁忙期に入ると手のかかる子犬仔猫が多くなり、
成犬達に手をかける時間が取れなくなってくると思います。
散歩の時間も短くなってしまうでしょう…
そんなシェルターで沢山の中の一匹でいるより、普通の家庭で家族の一員として生活出来た方が、もっと幸せになれるのではないかと言う気がします。
ここの生活に慣れてしまっているので、最初は新しい環境に戸惑い、不安になると思いますが、室内犬とまでは言いませんが、飼い主さんの愛情に包まれた生活を味合わせてあげたいなと思う今日この頃です。