「ジェネラル・ルージュの凱旋」
海堂 尊 著
「チーム・バチスタの栄光」から4作目。
久しぶりにちゃんとした医療小説です。
こういうのを読みたかった。
今回は救命救急医療をテーマにしています。
前の3作で独壇場を作っていた白鳥は脇役に回して、
著者本来の得意分野である(著者は現役の勤務医)
医療を克明に描いているので、臨場感、説得力もあります。
終盤では、
ちょっとラブストーリーなんかも入っちゃってますが
(ネタバレ)
この部分の文章はベタなので、どうやら苦手のようですね。
前の3作を読まなくとも、この一冊で楽しめます。
でももし、全作読むなら、
1.「チーム・バチスタ」 2.「ナイチンゲール」or「ジェネラル・ルージュ」
4.「螺鈿迷宮」の順で読むといいでしょう。
(出版の順序とは違いますが、時間軸でいうとこの順です。)