営業の仕事で顧客訪問中のこと・・・今月末で閉鎖となる工場を訪れた。入り口に仔猫3匹が遊んでいた。用事も済み帰ろうと車に戻る途中、あまりもの可愛さに同行していた後輩と一緒に仔猫たちと遊びだしてしまった。その様子を工場事務所から見ていた男性が出てきた。
「誰か飼ってくれる人はいませんかね?今月末で工場も閉鎖、来月9日には完全に人もいなくなってしまうんです。今までは工場の者が可愛がって餌を与えたりもしてたんですがね・・・。だからすごく人懐こいんですよ。」
「ああぁ〜うちにはもう猫が二匹いるんですよ・・・」黒猫ちゃん3匹を保護して里親探しした事を思い出す。ジジはうちで、キキとジラは東京へ里子に出ることは出来たが・・・大変だった。もう家族に迷惑をかけれない。ジジも手術をして入院中・・・金銭的余裕もない。かわいそうな仔達を皆保護してまわる事もできない。後ろ髪ひかれながら、その場を去った。
帰りの車の中・・・「私、一匹もらおうかな・・・」後輩が言った。3匹は引き取れないけど、一匹だけなら・・・。「大変だよ。まず病院行って検査して、ワクチン、そして数ヵ月後には不妊手術もしなきゃいけないよ。お金もかかるよ。一生面倒見れる?」彼女はうなづいた。
明日二人で引き取りに行こう!!
帰宅しHPの黒猫日記を読み返す。ああぁ〜ジジも保護した時はこんなに痩せ細ってたんだ・・・。
ジジは明日も退院できないようだ。午前中に面会に行き、その後仔猫を一匹引き取りに行き、準備の手伝いをする事になる。