G・Wで小雪保護から1年がたちました。
保護については姉の日記にも書かれていますが、とにかくヒドイ状態でした。私もいたんですよ、保護した時。真っ白いはずの毛はグレーに染まって、体系は妙に骨ばってイビツな形、毛玉が出来て、耳はタダレ、片目は無く・・・・・。「これは私の手には負えない・・・・」と一目見て思いました。
(↓保護当時の写真)
妙に人懐っこくて、もしかして発情しているのか?いやもう赤ちゃんがいるのかも・・・・、このボロボロ具合からして猫エイズとかがあっても不思議ではない、そうしたら保護場所は?????とぐるぐるもんもんと考えていたんですけどね。
姉は見過ごす事ができなかったわけですよ(笑)。
とりあえず「実家の空き部屋に隔離して通院&ケア後姉宅へ移動」という計画を立てて実行。
姉宅と実家は徒歩10分の所なので、
1日2回姉や姉のだんなサマがゴハンをあげに実家へ行き、私は休日の時には会いに行って遊び相手になり、実家の父も可愛そうだと言って時々一緒に寝てあげていたみたいです。そんなこんなの総がかりでの保護。
さいわい目以外の状態は治療できるとの事で一安心。
約3週間後どうにか落ち着いて姉宅へ移動した後、改めて本当の小雪の性格の良さに喜びを覚えました。
姉宅の猫達(当時4匹)&犬達ともすぐに打ち解け(仲良く遊ぶ猫あり、上手に距離を取る猫あり)、来客時には自ら接待係に、子猫が保護されれれば進んで乳母役(←少し激しい)に。挨拶上手・付き合い上手・かわし上手の小雪はいつでも人気者。
当初は小雪の保護に反対していた私も小雪FANに♪
最近では祖母の介護にきてくれる訪問ヘルパーさんの中にも小雪に会うのを楽しみに来てくれる人もいます(←そして小雪はオムツ交換の邪魔をする)。
こうしてこの保護宅で自分の位置を確立した小雪。
この1年は小雪にとって長かったのか短かったのか?
苦労したぶんさみしかったぶん、いつも楽しく優しくできる小雪。
そんな小雪の為に私達が里親さんに望む事は
「小雪」という個性ある猫を選んで欲しい
小雪を愛して二度と離さないで欲しい
小雪の最期の時までそばにいて欲しい
小雪に今まで足りなかった分の愛情を注いで欲しいのです。
誰でも良いわけではありません。
アラブの石油王だろうが大金持ちだろうが、そんな事は小雪には関係ありません。小雪を愛して大切にしてくれてハンデと明るく向き合ってくれる事が大事なのです。
今現在の保護宅で、小雪は大切にされて愛されています。
姉も姉のだんなサマも「小雪はもううちの子だよね〜♪」なんて言っているほど溺愛しています。
でも、保護宅には小雪以外に5匹の猫と2匹の犬と要介護の祖母がいて、小雪にあげられる時間はとても少ないです。猫の中には持病を持っていたり高齢だったりしてこの先手のかかる事が目に見えている子もいて、どんどん小雪だけの時間が減っていくでしょう。逆に小雪にあげられる時間が多いって事は誰かがサミシイ思いをしてしまうって事。(これは決して多頭飼育を否定しているわけではなく、姉宅のワンニャン事情の中でのお話なのでお間違いなく。)
河川敷で皆に足蹴にされていた日々より、今は数段シアワセに違いないけれど、本当のシアワセはどこかにあるはず。
姉も姉のだんなサマも喜んで「小雪をお願いします」と言えるはなまるな里親さんが、きっとどこかにいるはず。
大丈夫。私や姉のところから巣立っていったワンニャン達はみんな極上のシアワセに浸っているから♪小雪だってきっと☆
この1年は飛躍の年にしたいですね、小雪♪
一周年記念という事で長文になってしまいました・・・