ほのかとノエルちゃんが行くオーストラリアは
ヨーロッパや香港、日本のように
厳しい動物輸入検疫制度を設けています。
多くの固有種を有する大陸である事から
制度が厳しいのは納得ですが、犬猫には優しくないかな。
オーストラリアの検疫制度に関心のある方は
オーストラリア政府の検疫機関のサイト(英語)をどうぞ。
gif画像をクリックするとサイトへ飛びます。
オーストラリアへ入国する条件は輸出国ごとに異なります。
日本は「狂犬病清浄国」のため、条件が比較的緩いです。
(イギリスや日本への輸入のように)狂犬病のワクチンや
血清抗体価検査は義務付けられていません。
必須事項はマイクロチップの装着と3種混合ワクチンだけです。
これだけならば香港やデンマークへの入国より簡単なのですが
オーストラリア独自の制度として面倒なのは
まずマイクロチップを装着してから政府に輸入許可証を
申請しなくてはいけないこと、です。
許可証の申請と発行は有料で、有効期限があります。
許可証が発行されてから、飛行機の手配などを行います。
もうひとつやっかいなのは、日本からの輸入の場合も
必ず最低30日間検疫所に拘留されること、です。
(他の国からの輸入では30日以上に渡る場合もあるようです)
この30日間の拘留が嫌で、はじめは輸出を断ろうかと思いました。
ですがすべての動物が拘留されるため
それなりにケアが行き届いて設備も悪くないらしい事
2匹一緒に送った場合は一緒の部屋に入れてもらえる事
を聞いて、ようやく送る決心をしました。
拘留中も新しい飼い主さんと対面でき、犬は散歩も
日に2-3回可能、子犬子猫の出産も看てくれるそうです。
毎回猫達を送り出す準備をするたびに
国ごとに検疫制度が異なるため勉強が必要です。
でも世界的にも難易度の高い日本、イギリス、オーストラリア
を経験した事で、もう何も怖くない!?かな。