シリーズでお届けしています、福ちゃんとの出会い。 本日は、獣医さんのお誘いを一度断った理由の続きです。
私は昨年からうつ病を患っているのですが、一時期回復傾向にありました。 それが4ヶ月前の今日、私の弟的存在だった黒猫(風太といいます)を亡くし、一気にうつがひどくなりました。 すべてがどうでもよくなってしまって、ご飯も食べず、全てを拒絶して、眠り続ける日々が続きました。 終わらせるつもりだったのです。 自分の人生のすべてを。 だから、新しく子猫をもらって、新しい生活をスタートさせるつもりはさらさらなかったのです。
この今の状態の私を救えるのは、新しく子猫を育てることだと思っていました。 新しく愛する存在があれば、私はまだ生きることができるだろうと思っていたのです。
でも、そんなことはあり得ないと思っていました。 「里親募集」の貼り紙を見ても、なんとも思わなかったし、子猫を拾ってくるつもりもなかったからです。 ところが、思いがけないところから、「子猫をもらってくれませんか」とお誘いがあったのです。 これは生きるチャンスを与えられたのだと思いました。
そして悩み続ける日々が続きました。
明日は、福ちゃんをもらってくることになったきっかけをお話します。
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