デジカメでプリントされた写真を撮りました
変な光が入ってるし、画像も悪いです。
見にくいと思いますが、お許し下さいね。
うちに来て間もないしんのすけです。
この頃は、お姉さん座りばかりするので
足が悪いのではと心配したものです。
キャットタワーで遊ぶお腹ぽっこりしんのすけ。
さて・・・。それでは、ここで思い出話を聞いて下さい。
2年前の12月2日。間近に迫った主人の誕生日に作る
ケーキの材料を買いに行こうと、普段は行かないお店へ、
運動も兼ねて歩いて行こうとしていました。
通り沿いをテクテク歩いていると、左側の路地から「にゃー!!」
とすごい声で叫びながら、薄汚れたこねこが猛烈な勢いで
走ってきました。こんな事は初めてだったので驚いたのですが、
そのこねこは一生懸命甘えて足元から離れようとしません。
このまま去るのは忍びなく、近くにあった低いブロック壁に
腰掛けて「おいで」というと、膝に乗ってごろごろ言いながら
くつろいでいます。にゃんことの触れ合いに飢えていた私は
そのまま20分程過ごしました。
庭のかえでに登るしんのすけ
もう既にケーキの材料を買いに行く気など失せてしまった私は
こねこに別れを告げて、家の方向へ向かいました。
ところがこねこは一生懸命テコテコついてきます。心が揺れる私。
「拾いたい・・・でも一生責任持って育てる事が出来るのか?
中途半端な事はしちゃいけない・・・」
しばらくして、こねこの足が止まりました。
どうやらなわばりが終わったようです。
そして私はこねこを抱き上げ、家に連れ帰ってしまいました・・・
とても痩せていたし、お腹を空かせているようだったので、
まず食べ物を与え、家中の窓、戸を開け放しました。
その状態でこねこを自由にしました。「このコの意志に任せよう」
それから15分程、隣の奥さんと立ち話をして家に戻ると、
現在もしんのすけのお気に入りの場所となっている
ソファの端っこでのんびり体を伸ばして寝ていました。
その姿を見て私は主人に電話をしました。
「こねこを拾った」と・・・。
そしてそのこねこは私の母から「しんのすけ」という名前をもらいました。
あれから2年。いざ一緒に暮らしてみると、
「ほとんど鳴かない、人見知りをする」猫だという事がわかりました。
それならば何故、あの時しんのすけは私に向かって
あんな大声で鳴きながら近づいてきて、
初対面にもかかわらずいきなり膝の上に乗ったりしたのか・・・。
私は勝手に「しんのすけは私に運命を感じた」のだと思っています。
しんのすけが私を選んでくれたので、私はしんのすけに
快適な暮らしが出来るよう努力し、幸せになってもらえるよう
たくさんの愛情を注いでいこうと決めたのです。
今、私はとても幸せです。その気持ちと同じくらい
しんのすけが幸せを感じてくれていたらいいな。