ホームページの「桜ママと子どもたち」←をご覧になった方はご存知のことと思いますが、
今日は「さくら捕獲ー第１回の記念日」なのです。
たった、１枚だけある、出産前の「さくら」です。
以前使っていた、携帯の画像なので、これで精一杯です。
＜ ８月２４日出産前夜。＞
ざっとお話すると、その頃お手伝いに行っていたうどん屋さんの裏手、マンションの自転車置き場で、2004年の秋、自転車の荷台の上で、見かけたのが最初だと思います。
生後半年くらいのキジトラさんといつも一緒で、兄妹と思われ、「寅次郎とさくら」と名付けました。
写真がないのが、今となっては残念なのですが、さくらは人の気配だけで、身を翻し隠れてしまいましたが、トラちゃんの方はわりに「お人好し（？）」の感じで、
餌付けしたら、捕まえられるかも？と思い、お店が終わると毎晩、ご飯をあげていました。
間もなく、触らせるところまでは行きませんが、私が行くと傍に寄って来るようになりました。
ですが、そのうち、桜のお腹が大きくなり、また一段と警戒心が増してしまいました。
年が明けて、用意しておいた段ボールの箱に産んでくれたのですが、 マンションの子ども達とかが覗くので、翌日には仔猫もろとも姿を消してしまいました。
うまく行ったと思っていただけにショックでした。
トラ兄ちゃんがいるし、そのうちお腹が空いて、食べに来るだろうと思っていましたが、人影のある間は 出てこないという感じでした。
しばらくして、ガリガリの体で来るようになり、急いで食べ、姿を消すという感じだったので、そのうち仔猫を連れてくるだろう・・・。
そうしたら母猫は無理でも、仔猫だけでも保護できると思っていました。
結局、一度も仔猫は姿を見せず、桜も慌てて帰るということもなくなりました。
そして、トラ兄ちゃんも突然、姿を消してしまいます。
桜を目当てに来たオス猫さんに、追い払われたのかも知れません。
それから、また、お腹が大きくなり、今度こそ、失敗しない為に、
食事に来ている間は、一緒にいて、馴れてもらうようにしました。
トラ兄ちゃんと入れ替わるように、ご飯を食べに来るようになった、
ブルーアイのシャム風の男の子がいました。
こちらは、迷い猫らしく、人に馴れていて、私にも、スリスリ、ゴロゴロやっていて、この子の出現が、随分、桜の警戒心をほぐすのに、役立ってくれました。
桜のお腹の大きさと、手が触れても逃げないのと、ギリギリの線で捕まえるのを決行したのが、昨年の８月２０日なのです。
私の陰にあらかじめ、口を開けて用意したゲージに、｢桜」と「シャム君」
両方、首尾よく捕まえ、車に乗せ、家の産室を用意した部屋に閉じ込めました。
「ヤッター！ヤッター！ばんざ〜い！」という気分でしたよ。
ところがなんと、朝起きたら、網戸が破かれ、２匹ともいないのです！
さんざん、家の周囲を探し回りましたが、ムダでした。
どうやって、元の場所が分ったのか・・・！
車で運んだし、我が家はまったくの、見知らぬ場所。しかも、マンション裏まで、戻るには、いくつもの大きな通りがある。
距離は１�舛�らいだが、身重の体で、よく戻れたと思う。２日かけて、戻ったのだが、空腹だったのが幸いだった。
ご飯を食べはじめて、気がゆるんだ隙に、一気に捕まえた。
お産の２日前、８月２３日、午後１０時過ぎの出来事。
それからは、放っておくと、窓に飛び乗ったり、何とかして、逃げ出そうとして暴れるので、私も部屋に一緒に缶詰になり、お腹を撫で続けた。
お腹を撫でられている間は、気持ちがいいらしく、おとなしくしている。
やめると、また、どこか出られないかと、暴れ出す。
・・・結局、８月２５日、早朝、お産が始まるまで、付きっ切りで撫でていた。
AM７時ころ、破水、やっと、産室に入ってくれるが、今度は撫でるどころではない。様子を覗くだけで、低く唸って威嚇する。
黒い仔猫（すずです。）を少し出したまま、ウロウロして、落ち着かず心配したが、
午前中かかって、４匹産み終わると、ゴロゴロいって授乳していて、本当にほっとした。徹夜の二晩が報われた時。
＜これもたった1枚だけの8/25の写真。＞
これは、９月５日の桜。今とは「ニャン相」が違うのが、お分かりいただけるかしら？
耳が大きく、目はギョロギョロ、いつも警戒、怠りなく、仔猫を家の中のあちこち、とんでもない場所に次々、隠してしまうのには、閉口したものだ。
やはり、野良さんの子をなつかせるのは、無理か・・・。
離乳して、避妊手術をしたら、自由にしてやろうと、心に決めていた。
普通のカメラで撮ったものだから、わかりにくいかも知れないけれど、
この頃の桜は茶色の毛の上に、白い毛が覆っていて、今よりずっと
白っぽかったのですよ〜。
今？いまはこんな感じで〜す。
