弥生
３月５日（日曜日）、フランスのキャットショーから私が帰るのを待って、キララ出産。
キララはこれが２回目の出産、前回は難なく元気な赤ちゃんを産んでいるので、今回も心配ないとは思ったけれど、一応土曜日（４日）にレントゲンで赤ちゃんの様子を確認しておく。
「逆子がいるので、この子が先に出てくると面倒かも」とホームドクター。
キララが産箱を出たり入ったり落ち着かない様子に、朝方には生まれるかもと９時まで待ったが眠くなって寝てしまった。
３時頃やっと起きて産箱の中をみると“あ！いたいた！”小さな小さな、それでも落花生よりは少し大きめの赤ちゃんが・・・ただし、胎盤をつけたまま。鳴き声もなく、身体に触れてみると冷たい。
落ち着いて、落ち着いて・・・・と、まず自分自身に言い聞かせながら、仔猫と胎盤を結びつけている臍帯の、仔猫から３�僂曚匹僚蠅鮖紊任�っちり結んで、その結び目から１�僂僚蠅鮴擇衫イ掘△垢阿謀鯤┐�し器からの暖かいお湯で身体を刺激しながら洗い、洗面器の湯船で身体を温め、また湯沸かし器のシャワーで刺激を与え、と繰り返すうちに小さな鳴き声がやっと聞こえてきた。手早く身体を拭いてタオルにくるんだまま身体に直接温風が当たらないように注意しながらドライヤーで乾かしていると、さらに鳴き声が大きくなった。キララに抱かせてあげると母親のお腹のぬくもりに安心したのか、仔猫はお乳を探し始めた。
ちょうど時計は４時、フィギュアスケートのエキジビションが始まるところ。でもまだ仔猫は全員生まれてはいない。急いでビデオをセットしてキララの様子を見続けることに。
ところが次の子が生まれたのはほぼ５時間も経ってから。第一子に比べてかなり小さかったので、生まれるのは楽だった。５時間の時の経過は母親にとってパワーを蓄えるためのちょうど良い時間だったらしい。今度は胎盤の始末もきちんとして仔猫の身体もきれいに舐めたので、私はただ見ていただけ。
最初の仔猫は８０g、次の子は６０g。
３月１０日
仔猫たちは順調。
それぞれ１２０gと１００gに。
