トマシーナは、チョロのことを溺愛している。
ただの雑種の猫を大切にしていると、我が家の人間は世間から馬鹿にされているが、
私たち家族はそういう人間を逆に馬鹿にしている。
寒さが厳しくなり、さすがに土曜日からコートを着るようになった。
この寒さは11歳になったチョロには堪えるようで、私の部屋でネンネしなくなった。
私の部屋は北面しており、我が家で一番寒い。
日中あまり陽も当たらないし、人が常時いる部屋でもないので、余計に寒い。
チョロは母の部屋で寝るようになったのだが、私が傍にいないので夜な夜な泣き叫ぶ(-_-;)
だから私も母の部屋でチョロと一緒に眠ることにした。
一緒の部屋に寝ているだけなのだが、チョロはそれで満足らしい。
傍にいてくれればいい・・・・チョロがそう思ってくれているのなら嬉しい。
ただ傍にいてくれるだけでいいなんて、なかなか思ってもらえない。
私は取るに足らない人間だけど、チョロにとってはオンリーワンなのだとしたら、
それだけで自分に存在価値があるような気になるではないか!
あたしはママが傍にいてくれないとイヤなの!!