我が家の家族は3人と2匹。
名古屋市近郊のＯ市にある、大規模マンションに住んでいる。
このマンションは20年以上も前からペット可だった。
でもペット飼育世帯はやはり少数派である。
マンション中が知っているわけではないが、我が家は猫好き一家として知られているらしい。
今日我が家の呼び鈴が鳴った。
何度も鳴った。
鳴らしたのは小学生の女の子だったそうだ。
父は出掛けていた。そして私は会社だった。
母がその子と話をした。
女の子は母に子猫を飼って欲しいと言った。
母はやんわり断った。女の子は帰っていった。
我が家の子として育てるのは、トマが最後と決めているから。
私はいつこの家から出て行くか分からない。
高齢の両親にとって、トマを我が家の子にするのも勇気が要ったはずだ。
女の子は分かってくれただろうか？
犬や猫と共に暮らすのは、喜びも多いけれど責任も重い。
もし本当にその子猫を助けたいのなら、覚悟が要るんだよ。
自分の家で育てられないのなら、家族を見つけてあげなきゃいけないんだよ。
その子猫はマンションの駐車場にいるらしい。
小さい子猫だったら、あと何日もつのだろうか？
今のところ子猫の鳴き声は聞こえてこない。
誰かが保護したのだろうか？

イサナに抱っこされているチョロ。
チョロは兄の住むマンションに捨てられていた。

そしてトマは私の住むマンションに捨てられた子。
我が家で保護し、新しい家族を探した。
いろいろな経緯があり、結局我が家の子になった。


我が家の呼び鈴を鳴らした女の子は、今どうしているのかな？
そして子猫はどうなったのだろうか？