トマがコワイ夢でも見たのか、ネンネしながらうなされていた。
ビックリしてトマを抱き上げ、あやしてあげた。
満足したのか、トマはすやすやと眠りだした。
就寝しようと床についた時、私は急に思い出した。
今日はトマが捨てられた日だった!
もしかしてその時の記憶が蘇ったのだろうか?トマは我が家のお笑い担当で、普段はそのキャラを全開にしている。
でもトマは忘れていないのかもしれない。
捨てられた時の不安、孤独、惨めさを・・・・
トマ、安心していいんだよ。
お前は我が家の大事な大事な宝物。
二度と捨てられたりしないよ。だからいい子でネンネしようね。
我が家に保護された当時のトマ。
今のお笑い担当の雰囲気はない。
なんて淋しい目をした仔猫だったのだろう。