〜猫と暮らすゆったりずむな生活〜

September, 2010
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PROFILE
トマ

キジブチの3歳になる女の子。やんちゃで甘えん坊なお転婆娘。

チョロ

キジトラの11歳になる女の子。妹分のポンが他界し、少し老け込んだ感あり。でもトマへの教育的指導は忘れないトマシーナ家の女ボス。

ポン

一昨年他界したトマシーナ家のアイドル猫。おっとりした愛らしい子でした。

トマシーナ

愛知県在住。父母と猫2匹と同居中。猫と山を愛する変わり者。

マリ

8年前に14歳で虹の橋を渡ったマリ。時々ブログに彼(そう男の子です!)の思い出を書きます。アルバムも作成予定です。

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トマシーナの体験は
 皆様こんにちは。トマシーナです。
本日は私の(霊的な)体験談をお話したいと思います。

 その体験は今から30年近く前のことになります。
私はまだ宮城県仙台市に住んでいました。
その日はとてもとても寒い日で、家には私と長兄のふたりきりでした。
数日前から両親はほとんど家にいなかったかもしれません。
とにかくその日も、真夜中になっても私たち兄妹は家にふたりきりだったのです。


 私はその日、気持ちが悪くて仕方がありませんでした。
眠ることさえ出来ずに、布団の中で丸まっていると、電話が鳴ったのです。
その電話は病院からのものでした。
電話を終えた長兄は、静かに私を起こしにきました。
すぐに着替えて病院に行く、とだけ告げられました。

 兄とふたりで大通りまで行ってタクシーを拾いました。
長兄は私と5歳違いで、その時既に14歳だったかな?
今思うと私を不安がらせないように、彼は彼なりに気を遣っていたんだろうと思います。
自分だって不安だっただろうに・・・・だってまだ14歳の子どもだったんですから。

 病院まで兄と私はほとんどしゃべりませんでした。
今思うと真夜中に外にいるというのも、初めての経験でした。
最近は親が真夜中に子どもを連れ歩いたりしていますが、
その当時はかなり異常なことでしたから。

 病院に着くと、兄は私を病院の入り口に置いて、自分だけ病棟内に入っていきました。
いつも来ていた病院ですが、真夜中はまるっきり雰囲気が違いました。
誰もいないように思える真夜中の病院・・・・
おまけに照明は必要最低限でしたから、闇に飲み込まれそうな気がしました。
不安でいっぱいだったけれど、私は泣いたり喚いたりはしませんでした。
いつも病院では静かにしているようにしつけられていたからです。

 暫くすると兄が私を迎えにきてくれました。
そして病室に着くと、母は目を赤くして泣いていました。
『○○ちゃん(次兄の名)はね、もうダメなんだよ』と母は言いました。
長兄は電話で次兄の死を既に知っていました。
私を病院の入り口に置いていったのは、私がショックを受けないようにという、
幼い兄の気遣いだったのです。

 私の体調不良と次兄が病魔と闘っていた時間は、どうやら合致していたようです。
次兄と私は、同じ時間に同じように苦しんでいたのです。
霊的な体験というにはかなりお粗末なのですが、
私は今でも兄と苦しみを分かちあったと信じています。
ただ単に風邪で体調不良だっただけかもしれませんが、私は思うのです。
『兄と苦しみを分かちあった』というのは私にとって真実!
事実はどうあれ、それが私にとっての真実なのです。
だって私たち兄妹だったのですから。


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この記事への返信
そうね・・・・
血を分けた者でしか分かり合えないものってきっとあると私も思います。
つらい体験をしたからこそ、トマシーナさんは優しい方なんですね。痛みを分かっている人ってそうだと思います。
また、そうでないといけないと私・・・自分自身にいつも問いています。
Posted by くおん | 14:03:39, Feb 13, 2008
くおんさんへ

こんばんは。
これは霊的な体験というより、私たち兄妹の絆のお話だったかもしれません。
病気の兄がいたからこそ、私たち兄妹は結束力がとても強かったのかも。
兄が病気であったことは悲しいことなのですが、だからこそこうだった!と言えることも多く・・・・そのせいか私は物事を一面的に見るのは味気ないな〜って思うようになりました。
見方を変えると違う世界が広がるという感じでしょうか?
人生って本当に面白いと思いますよ(^o^)
Posted by トマシーナ | 22:58:30, Feb 13, 2008
そういうことってあると思います。
生死の間ってとても不思議な時間でしょうし。わたしがはじめて金縛りにあったのも、祖父の亡くなった時刻のあたりなんです。きっとあの時そばにいたんじゃないかな?って今も思ってます。
義理の父も意識がない危篤状態のときに我が家に電話をくれました。こんな事ばかり言うからって嫌いにならないでくださいね〜!!!
トマシーナさんとお兄さんも深い愛情で繋がっていたんでしょう・・・・。どんなことがあったって不思議ではありません!
Posted by すみれいろ | 10:44:30, Feb 14, 2008
すみれいろさんへ

嫌いになったりしませんよ〜
自分に見えないものが、他の人に見えるからといって、その人がウソを言っているとは思いません。
人間が感じないような匂いや音を動物がキャッチしているように、それは能力差だと思っています。
自分に見えないイコール存在していないなんて考え方は、傲慢だと思っていますから。
この種の話は決して嫌いではありません。
私は作家の『高橋克彦』さんのファンなんですが、高橋さんもこの種の話をたくさん書いていらっしゃいます。
興味があったら読んでみてくださいな♪
Posted by トマシーナ | 10:40:32, Feb 15, 2008


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