どんなに聞き分けのよい子であっても、どんなに強そうに見える子でも、やっぱり幼い頃は父母に抱っこして欲しいと思うものだ。
わたしは小さな頃、あまり抱っこされた記憶がない。
父母の背中や両手は、兄のものだと思っていた。
でもやっぱり淋しかった・・・・たまに抱っこされると、とても嬉しかった。
幼い頃に『我慢すること』を覚えた。それはとてもいいこと・・・・
でももし出来るのなら、幼い頃の自分に会いに行って、思う存分抱っこをしてやりたいと思ったりもする。
トマは我が家に来てしばらく経つと、自分の3番目の立場を理解した。
甘えたくてもチョロやポンが優先されるので、とても不満だったようだ。
そんなトマの姿に、幼い頃の自分を見たような気がした。幸せそうにしてるけど、トマちゃんだっていろいろあるの。