今朝、とても悲しい光景を見た。
駅へと続く川沿いの道を、いつものように歩いていた。
地元を流れるこの川にはゴミが捨てられており、正直きれいとは言いがたい。
でも、そんな川にも沢山の生き物がいる。
私はそんな生き物の様子を見ながら歩くのがとても好きだ。
いつものように道の上から、下を流れる川を見ていると、中洲に白いものがあった。
『なんだろう?』とても嫌な予感がした・・・・
それは哀れな猫の亡骸だった。
自然死だろうか?
それとも考えたくないが、虐待されて殺されたあげく遺棄されたのか?
私の位置からは遠すぎてよくは分からなかった。
とても気にはなったけれど、私は駅へと道を急いだ。
その哀れな亡骸は帰りには既になかった。
誰かが気が付いて、市役所に連絡したのかもしれない。
そのまま一日放置されていなくて良かったと思った。
このピンクの薔薇は我が家の庭に咲いた一輪。
今日の亡骸のあの子に、名前もなかったであろうあの子に捧げようと思う。