あたしの妹分、ポンがいなくなってしまった。
マリ兄ちゃんの時とおんなじ・・・・まるっきり動かなくなって、あたしの傍からいなくなった。
あたしにはちゃんと分かっている。ポンが死んでしまったのだと・・・・。
あたしたちはずっと一緒だった。
年齢も近かったし、いい遊び相手だった。
淋しい時は寄り添い、いつも一緒にお外で遊んだ。
ほとんど同じ時期に病気になった。
ポンもあたしも呼吸が苦しくて大変な思いをしたけれど、必ず治ると思ってた。
でもポンは治らなかった。そのまま遠くへ行ってしまった。
淋しいけれど仕方がない。マリ兄ちゃんも戻ってこなかった。
ポンの代わりにはならないけれど、今はトマが傍にいる。
落ち着きのない騒がしい子で、おっとりと愛らしかったお前とは大違いだけど、
あたしはこの子と暮らし続ける。
ポン、それでいいよね?ママもお前の分まで生きなさいって云うから・・・・。
マリ兄ちゃんと二人であたしを待っていてね。
いつかまた一緒になる日まで・・・・約束だよ!!
ポン、今日は彼岸中日だね。